G20=
主要20
か国の
貿易を
担当する
閣僚による
会合が、
茨城県つくば
市で
始まりました。
貿易で
激しく
対立する
アメリカと
中国の
双方の
代表が
顔を
合わせる中、
一致した
メッセージを
打ち出せるかが
焦点です。
茨城県つくば
市で
開かれている
G20の
貿易とデジタル
経済についての
閣僚会合。
2日目の
9日は、
貿易分野の
議論が
始まりました。
冒頭、河野外務大臣と共同で議長を務める世耕経済産業大臣は「貿易と投資の促進こそが健全な成長をもたらすという力強いメッセージをG20として出していきたい」と述べました。
議長国を務める日本としては、自由貿易推進に向けて一致したメッセージを閣僚声明として打ち出したい考えです。「保護主義に対抗する」などの力強い文言を盛り込めるかどうかが焦点となっています。
ただ、会合には、貿易で対立するアメリカと中国の双方の代表が出席しています。
さらに、アメリカはこれまでの国際会議でも「保護主義」ということばを盛り込むことにはことごとく反対してきただけに、議論は紛糾も予想されます。
このほか、WTO=世界貿易機関を自由貿易を進めるうえで、どのように改革するかについても議論されます。
この論点についても、アメリカとEU=ヨーロッパ連合は意見が異なっており、調整が難しい会合となりそうです。