일본어 뉴스: アスベスト吸い込み肺がんなど昨年度の労災認定1059人厚労省

アスベスト吸い込すいこみ肺はいがんなど昨年度さくねんどの労災ろうさい認定にんてい1059人にん厚あつ労ろう省しょう

Jun 27, 2021 06:06

Furigana

建設けんせつ現場げんばなどでアスベストを吸い込すいこみ、肺はいがんなどになったとして労災ろうさいと認定にんていされた人ひとは昨年度さくねんど、1059人にんに上のぼったことがわかりました。厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「今後こんごも多おおくの被害ひがいが明あきらかになる可能かのう性せいがある」として相談そうだんを呼よびかけています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、建設けんせつ現場げんばや工場こうじょうなどで働はたらいていてアスベストを吸い込すいこみ、肺はいがんや中ちゅう皮かわ腫しゅなどになったとして、労災ろうさいと認定にんていされた人ひとは昨年度さくねんど、1059人にんに上のぼりました。

また、労災ろうさい保険ほけんの請求せいきゅう権けんが時効じこうとなった遺族いぞくを対象たいしょうにした「特別とくべつ遺族いぞく給付きゅうふ金きん」について昨年度さくねんど、支給しきゅうが決きまったのは20人にんでした。

労災ろうさい認定にんていと給付きゅうふ金きんの支給しきゅう決定けっていについて業種ぎょうしゅ別べつにみると、建設けんせつ業ぎょうが589人にんと最もっとも多おおく、次ついで製造せいぞう業ぎょうが384人にんとなっています。

アスベストを吸い込すいこんでから発症はっしょうするまでの潜伏せんぷく期間きかんは10年ねん以上いじょうで、長ながい場合ばあいは、50年ねんというケースもあります。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「今後こんごも多おおくの被害ひがいが明あきらかになる可能かのう性せいがある」として、不安ふあんがある人ひとなどには相談そうだんを呼よびかけています。

建設けんせつ現場げんばのアスベストによる健康けんこう被害ひがいをめぐっては、国くになどの責任せきにんを認みとめた最高さいこう裁判所さいばんしょの判決はんけつを受うけて、裁判さいばんを起おこしていない被害ひがい者しゃと遺族いぞくに給付きゅうふ金きんを支給しきゅうする制度せいどが来年度らいねんどにも始はじまる見通みとおしです。