国連の予想によると、世界の人口が15日、80億人に到達し、過去最高を更新します。
世界の人口はわずか12年で10億人増えたと国連は指摘しました。その理由として、栄養状態や衛生状態の改善、医療の進歩などによって寿命が徐々に延びていることや、一部の国で出生率が高い状態が続いていることを挙げました。
過去10年で最も人口が増えたのはアジアを中心とする中所得国で、2011年以来、およそ7億人増加しました。インドは人口が約1億8000万人増え、来年には中国を抜いて世界で最も人口が多い国になる見通しです。
ただ、世界人口の増加率は着実に縮小して年間1%を切っています。このため90億人に到達するのは2037年になる見通しです。2080年代には104億人前後に達してピークを迎え、この水準が2100年まで続くことが予想されます。
