深刻な物価高が続いているイギリスで、ハント財務相がイギリスが現在不況に陥っていると明らかにしました。
イギリスのハント財務相は17日、大幅な増税と支出の削減を柱とした中期財政計画を発表しました。
そのなかで、イギリス財政を検証する予算責任局の報告として「イギリスは、ほかの国と同様に現在不況である」と述べました。
トラス前首相が掲げた減税政策が失敗に終わり、スナク政権が緊縮にかじを切った形です。
また、来年4月から家庭用の光熱費を抑える政府の支援策が縮小し、一般的な家庭で年間およそ8万3000円の負担増となります。
一方、23歳以上の最低賃金は9.5ポンド=およそ1570円から10.42ポンド=およそ1722円に値上げされます。