ニュージーランド警察は12日、新しい銃規制に伴って導入された銃器の買い取り制度を受けて自発的に提出された銃器の数が1万242丁となったと明らかにしました。
ニュージーランドでは今年3月15日、南部クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)で銃の乱射事件が起き、51人が死亡しました。この銃乱射は同国の近代史でも最も犠牲者の多い事件でした。
ニュージーランドでは事件を受けて、半自動式銃の禁止などを盛り込んだ新しい銃規制を導入しました。7月13日から銃器の買い取りを始めていました。今月12日までに警察に提出された銃器の数は1万242丁です。このほか、合法的な許可証を持ってないなどの場合でも事情を聴かれることのない匿名での銃器の提出も1269丁に上ったということです。