自動車じどうしゃ関税かんぜいげへ にちべい合意ごういした投資とうしかんする文書ぶんしょ署名しょめい

Easy Japanese news
N1 Sep 5, 2025 08:09 1
Furigana 翻譯
日本報紙
アメリカ関税かんぜい措置そちをめぐり、あかざわ経済けいざい再生さいせい担当たんとう大臣だいじんは、訪問ほうもんさきのワシントンで、ラトニック商務しょうむ長官ちょうかんとともに、にちべい合意ごういした日本にっぽんからの投資とうしかんする文書ぶんしょ署名しょめいしました。このあと記者きしゃだんたい文書ぶんしょ内容ないようなどについて説明せつめいする見通みとおしです。

アメリカ・ホワイトハウスは、トランプ大統領だいとうりょうがさきの日米にちべい合意ごういもとづき、自動車どうしゃなどへの25%の追加ついか関税かんぜい従来じゅうらい税率ぜいりつとあわせて15%に引き下ひきさげることなどを盛り込もりこんだ大統領だいとうりょうれい署名しょめいしたと発表はっぴょうしました。

これつづき、ワシントンを訪問ほうもんしている赤澤あかざわ経済けいざい再生さいせい担当たんとう大臣だいじんは、日本にっぽん時間じかん午前ごぜん6すぎにアメリカ商務省しょうむしょうはいりました。

そして日本にっぽん時間じかん午前ごぜん7すぎにラトニック商務しょうむ長官ちょうかんとともに、日米にちべい合意ごういした日本にっぽんからの投資とうしかんする文書ぶんしょ署名しょめいし、握手あくしゅわしました。

赤澤あかざわ大臣だいじんは、このあと記者きしゃだんたいし、署名しょめいした文書ぶんしょ内容ないようなどについて説明せつめいする見通みとおしです。

アメリカの関税かんぜい措置そちめぐり、日米にちべい交渉こうしょう合意ごういした自動車じどうしゃへの関税かんぜい引き下ひきさげなどは、10かいなる赤澤あかざわ大臣だいじん今回こんかい訪米ほうべい実現じつげんすることになります。

ラトニック商務しょうむ長官ちょうかん歴史れきしてき合意ごうい

ラトニック商務しょうむ長官ちょうかんは、赤澤あかざわ経済けいざい再生さいせい担当たんとう大臣だいじんとの文書ぶんしょ署名しょめいにあたって「歴史れきしてき合意ごうい実現じつげんできることを大変たいへんうれしくおもっている。

石破いしば政権せいけんとトランプ政権せいけんは、きわめて特別とくべつなパートナーシップをきずいていくことなる」とべました。

署名しょめいのあと、ラトニック長官ちょうかん赤澤あかざわ大臣だいじん握手あくしゅわしていました。

ベッセント財務ざいむ長官ちょうかん「アメリカと日本にっぽん同盟どうめいあらたな節目ふしめ

アメリカのベッセント財務ざいむ長官ちょうかんはSNSに投稿とうこうし「きょうアメリカと日本にっぽん同盟どうめいあらたな節目ふしめむかえた。

トランプ大統領だいとうりょう指導しどうりょくのもと、両国りょうこく貿易ぼうえきかんする合意ごうい大統領だいとうりょうれいによって公式こうしき実行じっこううつされた。合意ごうい両国りょうこく経済けいざいめんでの関係かんけい強化きょうかし、アメリカの労働ろうどうしゃささえ、トランプ大統領だいとうりょうのもとでの繁栄はんえい協力きょうりょく黄金おうごん時代じだいへの関与かんよたしかにするものだ」としています。

トランプ大統領だいとうりょう 大統領だいとうりょうれい署名しょめい

アメリカ・ホワイトハウスは4にち、トランプ大統領だいとうりょうがさきの日米にちべい合意ごういもとづき、自動車じどうしゃなどへの25%の追加ついか関税かんぜい従来じゅうらい税率ぜいりつとあわせて15%に引き下ひきさげることなどを盛り込もりこんだ大統領だいとうりょうれい署名しょめいしたと発表はっぴょうしました。

トランプ政権せいけんはさきの日米にちべい合意ごうい自動車じどうしゃなどへの追加ついか関税かんぜい引き下ひきさげるとしていましたが、具体ぐたいてき時期じきしめされておらず、日本にっぽん政府せいふすみやかな実施じっしもとめていました。

ロイター通信つうしんによりますと、あらたな税率ぜいりつはこの大統領だいとうりょうれい公表こうひょうから7にち適用てきようされるとしています。

また日本にっぽん幅広はばひろ品目ひんもくへの関税かんぜいは、日米にちべい合意ごうい反映はんえいされず先月せんげつ7にちから一律いちりつで15%が上乗うわのせされる状況じょうきょうとなっていますが、大統領だいとうりょうれいには、従来じゅうらい税率ぜいりつが15%以上いじょう品目ひんもくにはあらたな関税かんぜい上乗うわのせされないことなども盛り込もりこまれています。

この措置そちは、日米にちべい合意ごういもとづき、先月せんげつ7にちにさかのぼって適用てきようされるとしています。

大統領だいとうりょうれい 農業のうぎょうなどの分野ぶんや

大統領だいとうりょうれいでは、日本にっぽんがアメリカにたいし、製造せいぞうぎょう農業のうぎょうエネルギーなど主要しゅよう分野ぶんやでの市場しじょうアクセスで画期的かっきてき機会きかい提供ていきょうするとしています。

このうち農業のうぎょう分野ぶんやでは、アメリカからのコメの輸入ゆにゅうについて、日本にっぽん政府せいふ毎年まいとしおよそ77まんトンのコメを 関税かんぜいをかけずに義務ぎむてき輸入ゆにゅうする「ミニマムアクセス」とばれる仕組しくみのなかで75%やすとしています。

また、トウモロコシや大豆だいずといったアメリカさん農産物のうさんぶつなどを年間ねんかん80おくドル、日本にっぽんえんにしておよそ1ちょう1800おくえんぶん輸入ゆにゅうすることも盛り込もりこんでいます。

自動車じどうしゃ輸入ゆにゅうについては、アメリカで生産せいさんされ、安全あんぜん基準きじゅんたした乗用車じょうようしゃ追加ついか試験しけんをせずに日本にっぽん国内こくない販売はんばいすることができるようにするとしています。

一方いっぽう、「決定けっていてきなのは日本にっぽん政府せいふがアメリカへの5500おくドルをえる投資とうし同意どういしたことだ」としたうえで、アメリカですうじゅうまんにん雇用こよう創出そうしゅつすると強調きょうちょうしています。

また、投資とうしさきについてはアメリカ政府せいふ選定せんていすると付け加つけくわえています。

日米にちべい貿易ぼうえき あらたな時代じだい基盤きばん大統領だいとうりょうれい

大統領だいとうりょうれいでは、ことし7つき22にち日米にちべい合意ごういについて、「互恵ごけい原則げんそく共通きょうつう国家こっか利益りえきにもとづく日米にちべい貿易ぼうえき関係かんけいあらたな時代じだい基盤きばんきずくものだ」としています。

また、この合意ごういはアメリカの生産せいさんしゃにとって公平こうへい競争きょうそう環境かんきょうととのえ、国家こっか安全あんぜん保障ほしょうまえた関税かんぜい枠組わくぐみを確立かくりつするもので、アメリカがかかえる貿易ぼうえき赤字あかじ削減さくげんし、経済けいざい活性かっせいさせると意義いぎ強調きょうちょうしています。

大統領だいとうりょうれいどうみる? 経済けいざい記者きしゃ解説かいせつ

今回こんかい署名しょめいいたった大統領だいとうりょうれいをどうるか?】

関税かんぜい引き下ひきさ時期じきからなかったことで、自動車じどうしゃメーカー中心ちゅうしん不透明ふとうめいかんひろがっていました。

それだけに、プラスだと受け止うけとめられているとかんがえられます。

相互そうご関税かんぜいばれる、自動車じどうしゃ分野ぶんや以外いがいの、幅広はばひろ品目ひんもくされる関税かんぜいについても、さき日米にちべい合意ごうい内容ないよう反映はんえいされた大統領だいとうりょうれいになっていまして、このてんも、日本にっぽんがわもとめに沿うものとなっています。

一方いっぽう、アメリカがわもとめてきたアメリカへの投資とうしなどについては、総額そうがく5500おくドル、日本にっぽんえんで80ちょうえん規模きぼとされています。

また、詳細しょうさい確認かくにんする必要ひつようはありますが、ミニマムアクセスとばれる枠組わくぐみのなかでアメリカさんのコメの輸入ゆにゅうやすことをふくめ、年間ねんかん80おくドル、日本にっぽんえんでおよそ1ちょうえんあまり農産物のうさんぶつ輸入ゆにゅうすることなどが、基本きほんてき従来じゅうらい合意ごうい沿ったかたち盛り込もりこまれています。

日本にっぽんとしては、こうした投資とうしなどを明確めいかく約束やくそくすることで、7つき日米にちべい合意ごうい大統領だいとうりょうれいというかたち落とし込おとしこむことをようやく実現じつげんさせたとえます。

日本にっぽん経済けいざいへの影響えいきょうは?】

結局けっきょく従来じゅうらいよりは関税かんぜいがったことにはわりはありません。

国内こくないのシンクタンクからは実質じっしつGDP=国内こくないそう生産せいさん押し下おしさげられるとの指摘してき相次あいついでいて、国内こくない経済けいざいへの影響えいきょうけられません。

赤澤あかざわ大臣だいじんは、これまで日本にっぽん基幹きかん産業さんぎょうでもある自動車じどうしゃ業界ぎょうかいへの影響えいきょうについて「会社かいしゃによっては1時間じかんに1おくえんずつ、1にちで10おくえん、20おくえん損失そんしつしている」として、関税かんぜい措置そち影響えいきょう顕在けんざいしていることに懸念けねんしめしていました。

今後こんご、トランプ政権せいけんは、半導体はんどうたい分野ぶんやなどにもたか関税かんぜいすとしていて、その影響えいきょうなどについても「慎重しんちょう見極みきわめが必要ひつようだ」としている関係かんけいしゃおおくいます。

政府せいふは、来年度らいねんど予算よさん編成へんせい作業さぎょうで、関税かんぜい対策たいさくあらたに盛り込もりこかんがえで、経済けいざい産業さんぎょうしょうはすでに、概算がいさん要求ようきゅうなか企業きぎょう販路はんろ拡大かくだいけた支援しえんさくなどを盛り込もりこんでいて、日本にっぽん経済けいざい打撃だげき軽減けいげんすることがおおきな課題かだいとなります。

アメリカがわはなぜ署名しょめい国際こくさいデスクが解説かいせつ

【アメリカがわはなぜ署名しょめい?】

日本にっぽん政府せいふ自動車じどうしゃ関税かんぜい引き下ひきさげについて大統領だいとうりょうれいすことをもとめていたのにたいし、アメリカのラトニック商務しょうむ長官ちょうかんは、日本にっぽんからアメリカへの5500おくドル、日本にっぽんえんでおよそ80ちょうえん投資とうし内容ないよう明確めいかくにすることをもとめていました。

今回こんかい大統領だいとうりょうれいには日本にっぽんがアメリカに5500おくドルの投資とうしおこなうことで合意ごういしたと明記めいきされました。

また、アメリカが目指めざ貿易ぼうえき赤字あかじ削減さくげんけて日本にっぽんがアメリカの農産物のうさんぶつ輸入ゆにゅうすることについても、ミニマムアクセスとばれる枠組わくぐみのなかでアメリカさんのコメの輸入ゆにゅうやすことなども盛り込もりこまれています。

大統領だいとうりょうれいへの署名しょめい踏み切ふみきったのはその要求ようきゅう日本にっぽんがわから一定いってい回答かいとうられたと判断はんだんしたものとられます。

今後こんごアメリカがわはどううごく?】

トランプ政権せいけん関心かんしん日本にっぽんからの投資とうし呼び込よびこみにあります。

ベッセント財務ざいむ長官ちょうかんは、合意ごういもとづく日本にっぽんからの投資とうしについて実施じっし状況じょうきょう四半期しはんきごとに評価ひょうかするとも発言はつげんしていて、アメリカが日本にっぽんたいして投資とうしうなが状況じょうきょうつづき、対応たいおうもとめられることになりそうです。

また、トランプ政権せいけん半導体はんどうたい医薬品いやくひんあらたな関税かんぜい方針ほうしんしめしていて、関税かんぜい対象たいしょうをさらに拡大かくだいすることへの警戒けいかい必要ひつようになりそうです。

一方いっぽうで、トランプ政権せいけん関税かんぜい措置そちをめぐるアメリカの司法しほう判断はんだん注目ちゅうもくされています。

アメリカの連邦れんぽう控訴こうそ裁判所さいばんしょは29にち、トランプ政権せいけん発動はつどうした相互そうご関税かんぜいなどの措置そちについて大統領だいとうりょうあたえられた権限けんげんえていて、無効むこう違法いほうだなどとした1しん決定けってい支持しじする判断はんだんしめしました。

トランプ政権せいけん連邦れんぽう最高さいこう裁判所さいばんしょ上訴じょうそしたとつたえられています。

最高裁さいこうさい判断はんだんしめすまでは関税かんぜい措置そち継続けいぞくされるが、司法しほう判断はんだん関税かんぜい政策せいさくおおきな影響えいきょうおよぼすため注意ちゅういしてていく必要ひつようがあります。

関税かんぜい交渉こうしょう これまでの経緯けいい

アメリカの関税かんぜい措置そちけた日米にちべい交渉こうしょうは、ことし4つきから7つきにかけて、赤澤あかざわ経済けいざい再生さいせい担当たんとう大臣だいじんがワシントンをおとずれるかたち集中しゅうちゅうてきおこなわれました。

4つき中旬ちゅうじゅん最初さいしょ訪米ほうべい赤澤あかざわ大臣だいじんはホワイトハウスでトランプ大統領だいとうりょう会談かいだんしたのにつづき、ベッセント財務ざいむ長官ちょうかん、ラトニック商務しょうむ長官ちょうかん、USTR=アメリカ通商つうしょう代表だいひょうのグリア代表だいひょうの3閣僚かくりょう会談かいだんしました。

こののち頻繁ひんぱんにアメリカにあしはこび、おおときは4しゅう連続れんぞく閣僚かくりょうレベルでの話し合はなしあいをかさねました。

6つきにはカナダでひらかれたG7サミット=主要しゅよう7か国かこく首脳しゅのう会議かいぎわせて、石破いしば総理そうり大臣だいじんとトランプ大統領だいとうりょう首脳しゅのう会談かいだんおこない、担当たんとう閣僚かくりょうにさらに協議きょうぎすすめるよう指示しじすることで一致いっち

7つき下旬げじゅんの8かい訪米ほうべい赤澤あかざわ大臣だいじん閣僚かくりょうつづいてトランプ大統領だいとうりょうとも会談かいだんし、日本にっぽんがアメリカに5500おくドル、日本にっぽんえんにしておよそ80ちょうえん投資とうしおこない、アメリカは関税かんぜいりつ引き下ひきさげることなどで合意ごういします。

関税かんぜいりつは8つき1にちから25%をすとされていた「相互そうご関税かんぜい」は15%、自動車じどうしゃ自動車じどうしゃ部品ぶひん既存きそん関税かんぜいりつとあわせて15%で決着けっちゃくしました。

しかし、その相互そうご関税かんぜい」についての合意ごうい内容ないよう大統領だいとうりょうれい反映はんえいされていないことが判明はんめい

赤澤あかざわ大臣だいじんは8つき上旬じょうじゅんきゅうきょ訪米ほうべいし、大統領だいとうりょうれい適時てきじ修正しゅうせいする措置そちをとることやおなじタイミングで自動車じどうしゃなどの関税かんぜいげるための大統領だいとうりょうれい発出はっしゅつすることを閣僚かくりょう確認かくにんしました。

そして、日本にっぽんがわは「相互そうご関税かんぜい」をめぐる大統領だいとうりょうれい修正しゅうせいと、自動車じどうしゃなどの関税かんぜい引き下ひきさげをできるだけはやおこなうようアメリカがわもとめ、事務じむレベルでの調整ちょうせいつづけられてきました。

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N1 資源: Tổng hợp 1373 Oct 12, 2025 03:10