べいぐん しん開発かいはつ中距離ちゅうきょりミサイルシステム日本にっぽんはつ展開てんかい


Easy Japanese news
N1 Sep 15, 2025 17:09 157
Furigana Traduction
Journal japonais
アメリカぐんあらたに開発かいはつした地上ちじょう発射はっしゃがた中距離ちゅうきょりミサイルシステムにっぽんはじめて展開てんかいさせ、日本にっぽんから中国ちゅうごくにもとどくミサイルの能力のうりょくしめすことで抑止よくしりょく強化きょうかするねらいがあるられます。

アメリカぐんあらたに開発かいはつしたのは地上ちじょう発射はっしゃがた中距離ちゅうきょりミサイルシステム「タイフォン」で15日じゅうごにち、アメリカぐん岩国いわくに基地きちメディア公開こうかいされました。

アメリカぐん今月こんげつ11日じゅういちにちからの自衛隊じえいたいとのだい規模きぼ共同きょうどう訓練くんれん九州きゅうしゅう沖縄おきなわなど各地かくち離島りとう防衛ぼうえい想定そうていした訓練くんれん実施じっししていて、このなかではじめて地上ちじょう発射はっしゃがた中距離ちゅうきょりミサイルシステムを日本にっぽん基地きち展開てんかいさせました。

「タイフォン」は巡航じゅんこうミサイル「トマホーク」を発射はっしゃでき、射程しゃてい1600キロタイプであれば、岩国いわくに基地きちから東シナ海ひがししなかいそして中国ちゅうごく一部いちぶとど能力のうりょくがあります。
日本にっぽんへの展開てんかいのねらいについて部隊ぶたいのウェイド・ジャーマン司令しれいかんは「今回こんかい我々われわれ自衛隊じえいたいとともにきびしく現実げんじつてき訓練くんれん実施じっしする機会きかいており、必要ひつようおうじてたたか準備じゅんびととのえられることを確認かくにんする。岩国いわくに基地きちでは航空こうくう基地きち港湾こうわん両方りょうほうでタイフォンを展開てんかいするさまざまな運用うんよう形態けいたい検証けんしょうする機会きかいなる」とはなしています。

一方いっぽう今回こんかい展開てんかいについて中国ちゅうごくは「断固だんこ拒否きょひする」とし、ロシアは「さらなる不安定ふあんていまね行動こうどうだ」などとして、ともに反発はんぱつつよめています。
「タイフォン」開発かいはつ背景はいけい中国ちゅうごくぐんへの危機ききかん
アメリカぐんの「タイフォン」はあらたに開発かいはつされた移動いどう可能かのう地上ちじょう発射はっしゃがた中距離ちゅうきょりミサイルシステムで、さまざまな領域りょういき作戦さくせん展開てんかいするアメリカ陸軍りくぐんのマルチ・ドメイン・タスクフォースが運用うんようしています。

システムは巡航じゅんこうミサイル「トマホーク」と対空たいくうミサイル「SM6」を発射はっしゃできます。

アメリカは冷戦れいせん末期まっききゅうソビエトとむすんだINF=中距離ちゅうきょりかくミサイルの全廃ぜんぱい条約じょうやくで、地上ちじょう発射はっしゃがた中距離ちゅうきょりミサイルを保有ほゆうしてこなかった一方いっぽう中国ちゅうごく中距離ちゅうきょりミサイルの生産せいさん配備はいびちかられ、すくなくとも1800発せんはっぴゃくはつ以上いじょう保有ほゆうしていると分析ぶんせきされています。

このためアメリカぐん中国ちゅうごくぐんとの中距離ちゅうきょりミサイルの能力のうりょくおおきながあるとして危機ききかんつよめ、2019にせんじゅうきゅうねんのINF全廃ぜんぱい条約じょうやく失効しっこう開発かいはついそぎ、インド太平洋たいへいよう地域ちいきへの配備はいび目指めざしてきました。

そして去年きょねん、フィリピンで実施じっしした訓練くんれんはじめて「タイフォン」を展開てんかいし、今回こんかいはじめて日本にっぽんにも展開てんかいさせました。






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