iPS細胞さいぼう脊髄せきずい損傷そんしょう臨床りんしょう研究けんきゅう改善かいぜん報告ほうこく患者かんじゃ決断けつだん心境しんきょうかた








Easy Japanese news
N2 Sep 28, 2025 01:09 950
Furigana Traduction
Journal japonais
ことし3さんがつ慶応けいおう大学だいがくなどグループがiPS細胞さいぼう使つかった脊髄せきずい損傷そんしょう臨床りんしょう研究けんきゅう症状しょうじょう改善かいぜんがみられた世界せかいはつのケースと報告ほうこくした患者かんじゃ1ひとはじめて取材しゅざいおうじ、研究けんきゅうへの参加さんか決断けつだんしたさい心境しんきょうかたりました。

iPS細胞さいぼうをめぐっては、ことしにはいり、治療ちりょう実用じつよう目指めざした研究けんきゅう成果せいか発表はっぴょうなどのうごきが相次あいついでいます。

このうち慶応けいおう大学だいがくなどのグループは事故じこなどで脊髄せきずい損傷そんしょうからだうごかせなくなった患者かんじゃ4にんにiPS細胞さいぼうからつくった神経しんけいのもとになる細胞さいぼう移植いしょくして運動うんどう機能きのう評価ひょうかする臨床りんしょう研究けんきゅうおこない、重症じゅうしょうおな患者かんじゃがリハビリだけった場合ばあいよりも改善かいぜんがみられたとことし3さんがつ報告ほうこくしています。

グループはiPS細胞さいぼう使つかった脊髄せきずい損傷そんしょう臨床りんしょう研究けんきゅう症状しょうじょう改善かいぜんがみられた世界せかいはつのケースとしていて、今回こんかい2ねんまえ移植いしょくけた患者かんじゃはじめて取材しゅざいおうじました。

この男性だんせい患者かんじゃ4にんなかもっと改善かいぜんがみられ、スプーンなどを固定こていすることで食事しょくじをとれるようになったほか自分じぶん体重たいじゅうささえられるようになり、ある練習れんしゅうはじめたということです。

男性だんせいは「世界せかいれいのない手術しゅじゅつなのでけるかどうかすぐにはめられませんでした。不安ふあん9きゅうわり期待きたい1いちわりでしたが可能かのうせいにかけようと決断けつだんしました。はじめてあしうごいたときはうれしくてすぐにつまつたえました。リハビリは大変たいへんいたみやしびれになやまされていますが、まわりのはげましもあり頑張がんばっています。今回こんかいのものをふくいろいろ治療ちりょう研究けんきゅうひろがればとおもいます」とはなしていました。

慶応けいおう大学だいがく中村なかむら雅也まさや教授きょうじゅは、「中枢ちゅうすう神経しんけい一度いちどきずつくと再生さいせいしないとしんじられてきた。研究けんきゅうには手応てごたえをかんじていて、今後こんご症例しょうれいかさ確証かくしょうちかづけていきたい」とはなしていました。

研究けんきゅうグループは今後こんごくに承認しょうにん目指めざした治験ちけんおこなうとしています。








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