日本新闻: 新型コロナ“後遺症” けん怠感や脱毛などに悩む人受診相次ぐ

新型しんがたコロナ“後遺症こういしょう” けん怠けんたい感かんや脱毛だつもうなどに悩なやむ人ひと受診じゅしん相次あいつぐ

Dec 28, 2020 19:12

Furigana

東京とうきょう・渋谷しぶや区くにある診療しんりょう所しょでは、けん怠けんたい感かんや息苦いきぐるしさ、それに味あじを感かんじない味覚みかく障害しょうがいといった新型しんがたコロナウイルスの“後遺症こういしょう”とされる症状しょうじょうに悩なやむ人ひとの受診じゅしんが相次あいつぎ、年末ねんまつ年始ねんしもオンライン診療しんりょうで対応たいおうすることにしています。東京とうきょう・渋谷しぶや区くにある「ヒラハタクリニック」は、ことし3月つき以降いこう、新型しんがたコロナの“後遺症こういしょう”とされる症状しょうじょうに悩なやむ人ひとたちの診療しんりょうを行おこなっていて、受診じゅしんした患者かんじゃはこれまでに500人にんに上のぼるということです。

院長いんちょうによりますと、患者かんじゃは新型しんがたコロナに感染かんせんしたものの、症状しょうじょうが軽かるい「軽症けいしょう」とされ、宿泊しゅくはく施設しせつで療養りょうようしたあとに“後遺症こういしょう”とされる症状しょうじょうを訴うったえる人ひとが多おおいということです。

このうち症状しょうじょうを詳くわしく分析ぶんせきできた378人にんについて、訴うったえている症状しょうじょうとしては、複数ふくすう回答かいとうで、けん怠けんたい感かんが97％、気分きぶんの落ち込おちこみが86％、息苦いきぐるしさが73％、脱毛だつもうが52％、味あじを感かんじない味覚みかく障害しょうがいが27％となっています。

また、患者かんじゃのうち114人にんは、1週間しゅうかんのうち半分はんぶん以上いじょうを自宅じたくで休やすむという寝ねたきりに近ちかい状態じょうたいになっているということです。

この診療しんりょう所しょでは、“第だい3波は”とされる感染かんせん拡大かくだいで、11月つき以降いこう、全国ぜんこくから“後遺症こういしょう”の訴うったえが相次あいつぎ、多おおい時ときは1日にちにおよそ60人にんの予約よやくがあり、夜よる遅おそくまでオンラインや電話でんわで診療しんりょうしているということです。