「
年金振込通知書」に
本人とは
別の
人の
振込額や
年金番号が
誤って
記載されていた
問題で、
印刷した
岐阜県の
会社は、
これまでに
年金受給者に
送られた
およそ97
万件だけでなく、
まだ送られていない
分も
合わせて、
今回請け負った352
万件余りのすべての
通知書に
誤った
記載が
あるとみられることを
明らかにしました。
岐阜県大垣市の印刷会社「サンメッセ」によりますと、今回、日本年金機構から印刷を委託された「年金振込通知書」は、愛知、岐阜、三重、山形、静岡、富山、和歌山、福岡の合わせて8つの県に送る352万件余りだったということです。
これまでに今月、年金受給者に発送された愛知、三重、福岡の3つの県のおよそ97万件に誤りがあったことが明らかになっていますが、会社によりますと、まだ送られていない残る5つの県の分と合わせて、今回印刷を請け負った352万件余りのすべてに誤りがあったとみられるということです。
原因について会社は、レイアウトを誤ったために表面と裏面で違う人の情報が印刷してしまい、その後のチェックもしていなかったとみられると説明しています。
「サンメッセ」の担当者は「現在、日本年金機構と詳しい原因の調査をしており、終わりしだい結果を公表したい」と話しています。