そのうえで「一方で、多くの厳しい声も寄せられたことは厳粛に受け止めなければならない。自民党総裁選挙から組閣、そして解散・総選挙とスピード感を持って進めてきた。国民の皆さんの信任を得た今、みなさんから頂いた1票1票の重みを胸に、今後はスピード感を政策実行の面で発揮していく」と述べました。
そして「3回目のワクチン接種を12月から開始するとともに、無料検査の範囲を大幅に拡大する。そして早期治療の切り札である飲み薬について年内の実用化を目指し、承認された薬について必要量を確保する。これまでの新型コロナ対応を徹底的に検証し、感染症危機管理の抜本的強化、司令塔組織の創設にも取り組んでいく」と述べました。
そのうえで「事業主向けの給付金については地域、業種を問わず来年3月まで見通せるような形で持続化給付金並みの措置を盛り込み、雇用調整助成金の特例措置を来年3月まで延長する。経済再生に向け消費を喚起するため安全安心な形に見直した上で『Go Toトラベル』の再開を検討していく」と述べました。 また「看護、介護、保育などの現場で働いている方々の収入を増やしていくため、来週にも『公的価格評価検討委員会』を設置し、公的価格のあり方を抜本的に見直していく」と述べました。
そのうえで、今回の衆議院選挙で第三党に躍進した日本維新の会との連携については「同じ保守勢力であるということも踏まえ、政策ごとに是々非々で議論をしていく」と述べました。
また「早速、明朝には気候変動対策の国際会議、COP26の首脳会合に出席するため、イギリスに向けて出発する。わが国が2050年カーボンニュートラルの旗を堅持するのはもちろんのこと、アジア全体でのゼロエミッション化に向け、わが国がリーダーシップを発揮していく」と述べました。 そのうえで「私が指示した国家安全保障戦略などの改定については、今後、国家安全保障会議で徹底的に議論を行い、ミサイル防衛力、AIなどの先端技術、宇宙、サイバーなどの新たな課題にスピード感を持って対応していく」と述べました。
その上で「まだまだ前向きな方向で国民の理解を広げる余地は多いと感じるので、国会と国民の理解の両方を並行して進めて要件をクリアして、結果につなげていきたい」と述べました。
そして「今回の衆議院選挙は政権選択選挙だ。政権のあり方として、野党は、立憲民主党や共産党といった政党が候補者を一本化して選挙に臨んだわけだが、自公政権がより強い支持をいただいた。しっかりよく結果を分析し、今後の選挙に生かしていきたい」と述べました。
その上で「個別の人事がどうこうではなく、国民政党、近代政党として国民から透明性を感じてもらい、理解される政党としてのルール作りをしっかりと進めていきたい。選挙が終わった今、改めて党内において党改革についてもしっかり取り組む体制を作っていきたい」と述べました。
また、防衛費の増額について「国民の命と暮らしを守るために何が必要なのか、予算ありきではなく、必要なものを現実をしっかり見据えた上で考えていく。与党としてしっかり議論を行っていくことが大事であり、公明党にもご理解いただけるよう、丁寧に議論を進めていきたい」と述べました。
新型コロナ「3回目のワクチン接種を12月から」
甘利幹事長の処遇「できるだけ早いうちに対応決定したい」
経済「大型の経済対策を11月中旬に策定」
維新との連携「政策ごとに是々非々で議論」
外交「同盟国には可能な限り早期訪問」
選択的夫婦別姓「国民の幅広い理解を」
子ども支援「調整した上で現金支給の範囲確定」
憲法改正「国民の理解や協力 欠かすことできない」
選挙「より強い支持いただいた」
党改革「これから本格的に取り組む」
「岸田ノート」に何を書き込んだか
防衛費の増額「丁寧に議論」
また、小選挙区で敗れ辞任の意向を示している甘利幹事長の処遇について、できるだけ早く対応を決める考えを示しました。
「スピード感を政策実行の面で発揮していく」