午前11時までの3時間の降雪量は岩手県西和賀町で17センチ、山形県新庄市で13センチ、北海道富良野市で12センチとなっています。
午前11時の積雪は、岐阜県白川村で1メートル75センチ、長野県野沢温泉村で1メートル68センチと、ともにこの24時間で50センチ前後、積雪が増えました。
平地でも雪が積もり、富山市で43センチ、鳥取市で10センチ、京都市で4センチなどとなっています。
日本海側を中心に風の強い状態も続いていて、午前11時までの3時間に観測された最大瞬間風速は北海道留萌市で25.1メートルとなっています。
西日本の雪はしだいに弱まる見込みですが、北海道から北陸にかけては雪が降り続き、積雪が増える見込みです。 15日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、新潟県と群馬県で60センチ、北海道と東北、岐阜県で50センチ、長野県で40センチ、北陸で30センチと予想されています。
東北や東日本の日本海側でも吹雪が続く見通しです。 波も高く、北海道と新潟県、北陸では大しけが続く見込みです。 気象庁は積雪や吹雪、路面の凍結による車の立往生など交通への影響のほか、高波への警戒を呼びかけています。 なだれや着雪による停電にも十分注意が必要です。 また、大雪となった北海道では落雪や除雪作業中に亡くなる人が相次いでいます。 積雪が多い地域では軒下にはなるべく近づかないようにしてください。 雪下ろしの際には、必ず2人以上で作業するほか携帯電話を身につけ、はしごを固定してください。 ヘルメットと命綱の着用も重要です。
農林水産省によりますと先月25日からの雪の影響で13日までに報告があったのは農業用ハウスが倒れたり、壊れたりする被害が412件、畜産用の施設が壊れるなどの被害が26件だということです。 被害状況は調査中で、さらに増えることが見込まれているとしています。 金子大臣は「地域によって今後も大雪の可能性があり、農業用施設への被害やなだれなどに警戒してほしい」と呼びかけました。
北海道~北陸は積雪増の見通し
交通影響に警戒を なだれや着雪による停電にも十分注意
金子農林水産相「農業用ハウス倒壊など被害400件余 」