中国の
建国70
年に
合わせて10
月1日、
香港で
行われた
抗議活動で
警察に
拳銃で
撃たれた
高校生が
通う学校では、
警察の
責任追及を
訴えて
大勢の
生徒などが
参加して
抗議活動が
行われ、
政府や
警察に対する
反発は
一段と高まりを
見せています。
1日、香港で行われた大規模な抗議活動では各地で警察との衝突が相次ぎ、18歳の高校の男子生徒が警察に拳銃で撃たれ、一時、重体となりました。
男子生徒は病院で銃弾の破片を摘出する手術を受け、香港メディアなどによりますと、現在は意識が戻り、容体は安定しているということです。
男子生徒が通う学校の前では2日朝、同級生や卒業生など数百人が参加して抗議活動が行われ、生徒が撃たれた左胸の辺りに手をあてて警察の責任追及を訴えたほか、授業のボイコットや、生徒を支援する募金を呼びかけていました。
男子生徒と同級生だった17歳の女子生徒は「彼が撃たれたと知り、とても驚きました。警察は暴力を乱用していて許せません。きょうは授業をボイコットします」と泣きながら話していました。
学校の校長は「心のケアにあたるためカウンセラーを呼ぶなどして生徒たちを守っていきたい」と話していました。
生徒が警察に銃撃された繁華街の現場近くでは一夜明けた2日、警察の暴力を非難する多くのスローガンが壁に書かれていました。
警察の発砲による初めてのけが人が出たことを受けて香港では2日午後、SNS上で各地で抗議活動が呼びかけられていて、政府や警察に対する反発は一段と高まりを見せています。