Actualités japonaises: 日本製鉄 USスチール買収完了で会見 “合理的な判断”強調

日本にっぽん製鉄せいてつはアメリカの鉄鋼てっこう大手おおて、USスチールの買収ばいしゅう完了かんりょうを受うけて会見かいけんを開ひらき、橋本はしもと英二えいじ会長かいちょうはアメリカ市場しじょうの成長せいちょう性せいを挙あげて、巨額きょがく買収ばいしゅうは合理ごうり的てきな判断はんだんだったことを強調きょうちょうしました。

日本にっぽん製鉄せいてつはおよそ2兆ちょう円えんを投とうじてUSスチールを完全かんぜん子会社こがいしゃ化かし、買収ばいしゅうを完了かんりょうしたことを受うけて19日にち、本社ほんしゃで記者きしゃ会見かいけんを開ひらきました。

この中なかで橋本はしもと会長かいちょうはアメリカ市場しじょうについて「大おおきな魅力みりょくを持もっていて今後こんごも伸のびていく。

中国ちゅうごくの安値やすね輸出ゆしゅつで世界せかい中ちゅうが困こまっているが、この影響えいきょうも最小さいしょう化かできる極きわめて大おおきな有望ゆうぼう市場しじょうだ」と述のべ、巨額きょがく買収ばいしゅうは合理ごうり的てきな判断はんだんだったことを強調きょうちょうしました。

一方いっぽう、買収ばいしゅうにあたっては、アメリカ政府せいふが拒否きょひ権けんを発動はつどうできる「黄金おうごん株かぶ」を保有ほゆうするなど経営けいえいに一定いっていの影響えいきょう力りょくを持もつことになります。

これについて橋本はしもと会長かいちょうは、大統領だいとうりょうの同意どういが必要ひつような設備せつび投資とうしの削減さくげんや生産せいさん拠点きょてんの国外こくがいへの移転いてんなどは考かんがえていないとしたうえで「コミットしたことをさらに追加ついかで拡大かくだいしていくつもりなので全まったく支障ししょうはない」と述のべるとともに経営けいえいの自由じゆう度どは確保かくほできると説明せつめいしました。

買収ばいしゅうの狙ねらいどおり、日本にっぽん製鉄せいてつが経営けいえいの自由じゆう度どを確保かくほしながらUSスチールの経営けいえいの立て直たてなおしを実行じっこうし、巨額きょがく投資とうしに見合みあう収益しゅうえきを生み出うみだしていけるかが今後こんごの課題かだいとなります。

≪会見かいけんでの発言はつげんを詳くわしく≫

橋本はしもと会長かいちょう「トランプ大統領だいとうりょうの判断はんだんに敬意けいい」

日本にっぽん製鉄せいてつの橋本はしもと英二えいじ会長かいちょうは、USスチールを完全かんぜん子会社こがいしゃ化かしたことについて「事業じぎょう投資とうしに必須ひっすである経営けいえいの自由じゆう度どと採算さいさん性せいの2つが確保かくほされており、今回こんかいのアメリカ政府せいふとの合意ごういは当社とうしゃとして十分じゅうぶんに満足まんぞくのいくものである。

アメリカで本格ほんかく事業じぎょうを展開てんかいしたい当社とうしゃと製造せいぞう業ぎょう復活ふっかつを目指めざすアメリカ政府せいふの目的もくてきが合致がっちしたことで実現じつげんした。労働ろうどう組合くみあいとの関係かんけいを最さい優先ゆうせんするバイデン前ぜん政権せいけんに理不尽りふじんにも却下きゃっかされたが、トランプ政権せいけんにおいて正ただしい判断はんだんを得えることとなった。トランプ大統領だいとうりょうのすぐれた判断はんだんに心こころから敬意けいいを表あらわしたい」と述のべました。

「黄金おうごん株かぶを提案ていあんし、合意ごういに至いたった」

橋本はしもと会長かいちょうは「当社とうしゃが世界一せかいいちに復帰ふっきするためには必要ひつようかつ有効ゆうこうな戦略せんりゃくということだが、同時どうじにUSスチールが再生さいせいし、発展はってんしていく唯一ゆいいつの方策ほうさくで、文字もじどおりのウインウインだ。

アメリカ政府せいふが期待きたいしているのは生産せいさん能力のうりょくの維持いじ拡大かくだい、商品しょうひんメニューを増ふやすための積極せっきょく投資とうしの実行じっこうであり、それを雇用こよう拡大かくだいと、貿易ぼうえき赤字あかじの縮小しゅくしょうにつなげていきたい」と述のべました。

その上うえで「投資とうしの実行じっこうを監督かんとくしたいというアメリカ政府せいふの意向いこうを受け入うけいれることとし、これを黄金おうごん株かぶという形かたちで分わかりやすく表あらわすことを提案ていあんし、合意ごういに至いたった。

設備せつび投資とうしの早期そうき実行じっこうにはトランプ政権せいけんの支援しえんが期待きたいできると思おもっている」と述のべました。

「経営けいえいの自由じゆう度どは十分じゅうぶんに確保かくほされている」

橋本はしもと会長かいちょうは、アメリカ政府せいふと国家こっか安全あんぜん保障ほしょう協定きょうていを結むすんでも経営けいえいの自由じゆう度どが保たもたれるのか問とわれたのに対にたいし「協定きょうていの中身なかみを見みてもらえば分わかるが、安全あんぜん保障ほしょうにはあまり関係かんけいなく、産業さんぎょう政策せいさくや雇用こよう政策せいさくに関にかんするもので、『労働ろうどう者しゃを幸しあわせにしてくれよ』ということだと理解りかいしている。

経営けいえい陣じんについては主おもなポジションはアメリカ人じんでやってもらうのが必要ひつようだ。アメリカの会社かいしゃとしてUSスチールを経営けいえいしていくので、アメリカの鉄鋼てっこう業ぎょう全体ぜんたいにとって合理ごうり的てきで、アメリカ政府せいふの意向いこうに沿そって行動こうどうするのは当たり前あたりまえなので問題もんだいないと思おもっている」と述のべました。

また、アメリカ政府せいふが黄金おうごん株かぶを保有ほゆうすることによってUSスチールの独立どくりつ取締役とりしまりやく1人にんを選任せんにんできることなど、アメリカ政府せいふが一定いっていの影響えいきょう力りょくを持もつことについて問とわれると「9人にんの取締役とりしまりやくのうち、1名めいを選任せんにんしたいということについて、大おおきな実害じつがいはない。

コミットした設備せつび投資とうしの削減さくげんについては、削減さくげんどころかコミットしたことをさらに追加ついかで拡大かくだいしていくつもりで全まったく支障ししょうがない」と述のべました。

その上うえで「120年ねん以上いじょうにわたりアメリカを支ささえてきた企業きぎょうで、アメリカ政府せいふが経済けいざい合理ごうり性せいだけでわかりましたということにはならず、慎重しんちょうに監督かんとくして、とんでもないことについては意見いけんを持もつということは当たり前あたりまえだと思おもう。

経営けいえいの自由じゆう度どは十分じゅうぶんに確保かくほされていると思おもう」と述のべました。

アメリカ市場しじょう「大おおきな魅力みりょくを持もっていて今後こんごも伸のびていく」

橋本はしもと会長かいちょうはアメリカ市場しじょうについて「大おおきな魅力みりょくを持もっていて今後こんごも伸のびていく、当社とうしゃの技術ぎじゅつ力りょくが生いかせる高級こうきゅう鋼こうが主体しゅたいのマーケットだ。

中国ちゅうごくの安値やすね輸出ゆしゅつで世界せかい中ちゅうが困こまっているが、この影響えいきょうを最小さいしょう化かできる極きわめて大おおきな有望ゆうぼう市場しじょうだ。今後こんご実行じっこうしていく設備せつび投資とうしはUSスチールの企業きぎょう価値かちを高たかめるのに必要ひつようかつ有効ゆうこうなものばかりで採算さいさん性せいについては確認かくにん済ずみだ。生産せいさん技術ぎじゅつを投入とうにゅうすることでコストを下さげる、加くわえて投資とうしで商品しょうひんを拡大かくだいして付加ふか価値かちを上あげて、アメリカの製造せいぞう業ぎょう復活ふっかつに必要ひつような強力きょうりょくかつ高度こうどなサプライチェーンをを構築こうちくしていく戦略せんりゃくだ」と述のべました。

その上うえで「トランプ政権せいけんに対にたいしては組合くみあいに加入かにゅうしていない従業じゅうぎょう員いんが働はたらく工場こうじょうの拡張かくちょうや、電磁でんじ鋼板こうはんといった戦略せんりゃく商品しょうひんの投入とうにゅうなど競争きょうそう力りょくを高たかめるためにもともと計画けいかくしていたすべての案件あんけんを時間じかん軸じくを示しめしてコミットしたことが決め手きめてとなった」と述のべました。

「熟練じゅくれんのワーカーは大おおきなメリット」

橋本はしもと会長かいちょうは「アメリカにおける最大さいだいの課題かだいは労働ろうどう力りょくの確保かくほだ。

日本にっぽんでの製造せいぞう業ぎょう従事じゅうじ者しゃは1050万まん人にんであるが、人口じんこうが3倍ばい近ちかくのアメリカにはわずか1300万まん人にんしかいない。しかも、年々ねんねん減へっていく傾向けいこうにある。熟練じゅくれんのワーカーを有ゆうしているというのは大おおきなメリットだ」と述のべました。

トランプ政権せいけんの一連いちれんの対応たいおう「世界せかい共通きょうつうの新あらたな流ながれが背景はいけいに」

橋本はしもと会長かいちょうは「トランプ政権せいけんの一連いちれんの対応たいおうは個別こべつ特殊とくしゅなものではなく、世界せかい共通きょうつうの新あらたな流ながれを背景はいけいにしたものではないかと認識にんしきしている。

民間みんかんと市場しじょうに任まかせるというスタンスから産業さんぎょう政策せいさくを通をつうじて政府せいふが経済けいざいやビジネスへの関与かんよを強つよめるというのが新あらたな流ながれだ。地政学ちせいがくリスクの増大ぞうだいと経済けいざいと脱だつ炭素たんその両立りょうりつという2つの大おおきな課題かだいへの対応たいおうは官民かんみんが連携れんけいしないと解決かいけつできない。わが国わがくにとしては貿易ぼうえきと投資とうしの公正こうせいなルールの維持いじという経済けいざい外交がいこうの原則げんそくをしっかりと維持いじしつつ、一方いっぽうで新あらたな流ながれにもうまく対応たいおうしていくことが求もとめられる。これが本件ほんけんを通をつうじて学まなんだことだ」と述のべました。

森もり副ふく会長かいちょう「諦あきらめたりやめたりと考かんがえたことは一いち度どもなかった」

アメリカでの交渉こうしょうにあたった日本にっぽん製鉄せいてつの森高もりたか弘ひろし副ふく会長かいちょうは「危機きき的てきな状況じょうきょうは何なん回かいかあったが、そのたびに考かんがえていたのはどうすれば逆ぎゃくの方向ほうこうに持もっていけるのか、なぜ相手あいてはこういう要求ようきゅうをしてきているのだろうかということを考かんがえた。

諦あきらめたりやめたりということを考かんがえたことは一いち度どもなかった」と述のべました。

武藤むとう経けい産さん相しょうと橋本はしもと会長かいちょうが会談かいだんへ

経済けいざい産業さんぎょう省しょうは19日にち午後ごご5時じすぎから武藤むとう経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんと日本にっぽん製鉄せいてつの橋本はしもと英二えいじ会長かいちょうが会談かいだんすると発表はっぴょうしました。

この中なかで橋本はしもと会長かいちょうは武藤むとう大臣だいじんに対にたいし、日本にっぽん製鉄せいてつがおよそ2兆ちょう円えんを投とうじてUSスチールを完全かんぜん子会社こがいしゃ化かしたことなどを報告ほうこくするものとみられます。

林はやし官房かんぼう長官ちょうかん「象徴しょうちょう的てきな案件あんけん」

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「グローバルな投資とうし環境かんきょうの改善かいぜんにもつながる象徴しょうちょう的てきな案件あんけんであり、投資とうしによって日にち米べい相互そうごの経済けいざい関係かんけいを強化きょうかし、パートナーシップを深化しんかさせるものだ」と述のべました。

≪これまでの経緯けいいは≫

日本にっぽん製鉄せいてつ USスチールを完全かんぜん子会社こがいしゃ化か買収ばいしゅう完了かんりょうと発表はっぴょう

日本にっぽん製鉄せいてつは18日にち夜よるにUSスチールの普通ふつう株式かぶしきを100％取得しゅとくする形かたちで完全かんぜん子会社こがいしゃ化かしたと発表はっぴょうし、アメリカ政府せいふの承認しょうにんをめぐって難航なんこうした2兆ちょう円えん規模きぼの買収ばいしゅう計画けいかくが決着けっちゃくしました。

日本にっぽん製鉄せいてつは成長せいちょうが見込みこめるアメリカ市場しじょうで事業じぎょうの拡大かくだいを図はかる戦略せんりゃくで、買収ばいしゅう交渉こうしょうにあたった森高もりたか弘ひろし副ふく会長かいちょうがUSスチールの会長かいちょうを兼任けんにんします。

一方いっぽう、日本にっぽん製鉄せいてつは、トランプ大統領だいとうりょうが買収ばいしゅう承認しょうにんの条件じょうけんとしていた国家こっか安全あんぜん保障ほしょう協定きょうていをアメリカ政府せいふと結むすびました。

この中なかでは、

▽2028年ねんまでにUSスチールの設備せつびに110億おくドル、日本にっぽん円えんでおよそ1兆ちょう6000億おく円えんを投資とうしすることや、

▽経営けいえいの重要じゅうよう事項じこうについて拒否きょひ権けんを行使こうしできる「黄金おうごん株かぶ」1株かぶをアメリカ政府せいふが取得しゅとくすることなどが盛り込もりこまれています。

この黄金おうごん株かぶによって、アメリカ政府せいふはUSスチールの独立どくりつ取締役とりしまりやく1人にんを選任せんにんできるほか、大統領だいとうりょうの同意どういを得えないまま会社かいしゃが本社ほんしゃの移転いてんや社名しゃめいの変更へんこう、アメリカ国内こくないの製造せいぞう拠点きょてんの閉鎖へいさや休止きゅうしなどを行おこなうことはできないことになります。

アメリカ政府せいふがUSスチールの経営けいえいに一定いっていの影響えいきょう力りょくを持もつ中なか、日本にっぽん製鉄せいてつが経営けいえいの自由じゆう度どを確保かくほしながら巨額きょがくの投資とうしに見合みあう収益しゅうえきを生み出うみだしていけるかが今後こんごの課題かだいとなります。

USW「日本にっぽん製鉄せいてつが約束やくそくを守まもるよう注視ちゅうしする」

USW＝全米ぜんべい鉄鋼てっこう労働ろうどう組合くみあいのマッコール委員いいん長ちょうは18日にちに声明せいめいを出だしました。

この中なかでは、日本にっぽん製鉄せいてつがアメリカ政府せいふと結むすんだ協定きょうていに経営けいえいの重要じゅうよう事項じこうについて拒否きょひ権けんを行使こうしできる「黄金おうごん株かぶ」1株かぶをアメリカ政府せいふが取得しゅとくすることが盛り込もりこまれたことについて、「トランプ大統領だいとうりょうは今いまや『黄金おうごん株かぶ』を通をつうじて会社かいしゃに対にたいして驚おどろくべきほどの個人こじん的てきな権力けんりょくを持もっている」として、トランプ大統領だいとうりょうがUSスチールの経営けいえいに大おおきな影響えいきょう力りょくを持もつという認識にんしきを示しめしました。

その上うえで「取り引とりひきが完了かんりょうし、世間せけんの注目ちゅうもくは薄うすれていくだろう。

しかし、われわれは日本にっぽん製鉄せいてつが約束やくそくを守まもるよう注視ちゅうししていく。雇用こようや年金ねんきんなどが脅おびやかされた場合ばあい、組合くみあい員いんのすべての力ちからと団結だんけつによって対応たいおうする準備じゅんびができている」としています。

USWはおととし12月つきにこの買収ばいしゅう計画けいかくが発表はっぴょうされてから、一貫いっかんして反対はんたいの姿勢しせいを示しめしてきました。

アメリカ政府せいふとの国家こっか安全あんぜん保障ほしょう協定きょうてい

トランプ大統領だいとうりょうが日本にっぽん製鉄せいてつに対にたいしてUSスチールの買収ばいしゅう計画けいかくを承認しょうにんする条件じょうけんとして求もとめたのが、アメリカ政府せいふとの国家こっか安全あんぜん保障ほしょう協定きょうていの締結ていけつです。

トランプ大統領だいとうりょうが13日にちに出だした大統領だいとうりょう令れいでは、国家こっか安全あんぜん保障ほしょう上じょうの脅威きょういは一定いっていの条件じょうけんを満みたせば十分じゅうぶんに軽減けいげんできるとしたうえで、買収ばいしゅうを禁止きんししたバイデン前ぜん政権せいけんの大統領だいとうりょう令れいを修正しゅうせいしました。

今回こんかい、日本にっぽん製鉄せいてつが発表はっぴょうしたアメリカ政府せいふとの協定きょうていには、

▽2028年ねんまでにUSスチールの設備せつびなどに110億おくドル、日本にっぽん円えんでおよそ1兆ちょう6000億おく円えんを投資とうしすることや、

▽本社ほんしゃの場所ばしょをペンシルベニア州しゅうピッツバーグに維持いじすることが盛り込もりこまれています。

また、ガバナンス体制たいせいとして取締役とりしまりやくの過か半数はんすうをアメリカ国籍こくせきとするほか、CEOを含ふくむ経営けいえいの中枢ちゅうすうメンバーもアメリカ国籍こくせきにするとしています。

さらに、アメリカ国内こくないにある製造せいぞう拠点きょてんの生産せいさん能力のうりょくを維持いじするほか、アメリカの法律ほうりつに基もとづくUSスチールの通商つうしょう措置そちに対にたいし、日本にっぽん製鉄せいてつが妨害ぼうがいや禁止きんしなどをしないと定さだめているということです。

日本にっぽん製鉄せいてつが明あきらかにした「黄金おうごん株かぶ」

黄金おうごん株かぶは「拒否きょひ権けん付づけ株式かぶしき」とも言いわれ、アメリカ政府せいふはUSスチールの経営けいえいの重要じゅうよう事項じこうについて、否決ひけつできる権利けんりを持もつことになります。

この黄金おうごん株かぶによって、アメリカ政府せいふが持もつ権利けんりとしてUSスチールの独立どくりつ取締役とりしまりやく1人にんを選任せんにんできます。

さらに、大統領だいとうりょうの同意どういを得えないまま、協定きょうていで定さだめた設備せつび投資とうしの削減さくげんや本社ほんしゃの移転いてんや社名しゃめいの変更へんこう、生産せいさんや雇用こようのアメリカ国外こくがいへの移転いてん、アメリカ国内こくないにある製造せいぞう拠点きょてんの閉鎖へいさや休止きゅうしなどはできないとしています。