日本新闻: 将棋叡王戦第3局藤井二冠が勝ち“史上最年少の三冠”に王手

将棋しょうぎ叡あきら王おう戦せん第だい3局きょく藤井ふじい二に冠かんが勝かち“史上しじょう最年少さいねんしょうの三さん冠かん”に王手おうて

Aug 9, 2021 19:08

Furigana

将棋しょうぎの藤井ふじい聡さとし太たい二に冠かんが叡あきら王おう戦せん五ご番ばん勝負しょうぶの第だい3局きょくで、豊島としま将之まさゆき二に冠かんを破やぶって2勝しょう1敗はいとし、史上しじょう最年少さいねんしょうでの「三さん冠かん」達成たっせいにあと1勝しょうとしました。

去年きょねん、八大やひろタイトルのうち「棋聖きせい」と「王位おうい」を獲得かくとくした藤井ふじい二に冠かん（19）は、叡あきら王おう戦せん五ご番ばん勝負しょうぶでタイトルを持もつ豊島としま二に冠かん（31）に挑戦ちょうせんし、ここまでは1勝しょう1敗はいとなっています。

9日にち、名古屋なごや市しで行おこなわれた第だい3局きょくは、先手せんての藤井ふじい二に冠かんが積極せっきょく的てきに攻せめて次第しだいに優勢ゆうせいに立たち、午後ごご5時じ39分ふん、121手てまでで豊島としま二に冠かんを投了とうりょうに追い込おいこみ、2勝しょう1敗はいとしました。

藤井ふじい二に冠かんは、自身じしんの持もつタイトルを守まもったまま叡あきら王おう戦せんの残のこる2局きょくであと1勝しょうを挙あげれば、羽生はぶ善治よしはる九きゅう段だん（50）の記録きろくを28年ねんぶりに更新こうしんして史上しじょう最年少さいねんしょうで「三さん冠かん」を達成たっせいします。

対局たいきょくのあと藤井ふじい二に冠かんは「盤上ばんじょうに集中しゅうちゅうして指させました。タイトル獲得かくとくまであと1勝しょうとなりましたが、そこは意識いしきせずに、これまでどおりの気持きもちで第だい4局きょくに臨のぞめれば」と話はなしていました。

豊島としま二に冠かんは「中盤ちゅうばんでもう少もうすこしうまく指させればよかった。気持きもちを切り替きりかえてまた頑張がんばりたい」と話はなしていました。

叡あきら王おう戦せん五ご番ばん勝負しょうぶの第だい4局きょくは、今月こんげつ22日にちに再ふたたび名古屋なごや市しで行おこなわれます。

将棋しょうぎ叡あきら王おう戦せん第だい3局きょく藤井ふじい二に冠かんが勝かち“史上しじょう最年少さいねんしょうの三さん冠かん”に王手おうて