岩手県大船渡市で19
日に
発生した
山林火災で、
市は20
日夜、
住宅の
近くまで
延焼する
おそれが
あるとして
住民に
避難指示を
出しました。
現場では21
日朝からヘリによる
放水作業が
始まっています。
19日正午ごろ、大船渡市三陸町の山林で火災が発生し、消火活動が続けられていますが、依然として消し止められていません。
20日は、消防や警察などおよそ250人が地上から消火にあたるとともに、岩手県や宮城県、自衛隊などのヘリコプターが上空から放水を続けましたが、消防によりますと、午後5時の時点でおよそ106ヘクタールが焼けたということです。
これまでのところけが人や建物の被害の情報はないということですが、現場で消火活動にあたる消防団の情報から、市は20日夜、住宅の近くまで延焼するおそれがあるとして田浜地区の62世帯157人に避難指示を出しました。
市が開設した避難所には午前6時の時点で4世帯7人が避難しているということです。
現場では21日朝も山林の広い範囲に炎や煙が広がっていて、午前6時半ごろから自衛隊のヘリコプターが上空から放水作業を始めました。
大船渡市には21日も乾燥注意報が発表されていて、空気が乾いた状態が続いています。