東京電力福島第一原子力発電所の
事故のあと、
別の
自治体の
高校を
間借りする
などして
授業を
行ってきた、
福島県立の
支援学校の
新しい校舎が
楢葉町に
完成し22
日、
落成式が
行われました。
新しい校舎が完成した「福島県立ふたば支援学校」は、震災前は富岡町にありましたが、原発事故に伴う避難指示を受けて、これまではいわき市内にある高校の教室を間借りするなどして、授業を行ってきました。
帰還先として、10年前にすべての避難指示が解除された楢葉町が選ばれ22日、新しい校舎の落成式が行われました。
この中で県教育委員会の大沼博文教育長は「この地域の教育の柱として教育と復興の相乗効果を期待したい」とあいさつしました。
そして、生徒の代表2人が「自分の目標を実現し、みんなで協力して楽しい思い出を作ります」と述べました。
学校では今月16日から新たな校舎での授業が始まっていて、小学部から高等部までの30人が通学しています。
千葉秀樹校長は「学校ができたことで帰還を目指す人の後押しにつながればと思う。子どもたちには明るく元気に過ごしてもらいたい」と話していました。