通信サービス事業などを
手がけていた
東京の
会社の
元社長ら2
人が、
架空の
利用料の
名目で
顧客の
口座から
合わせて2
億8000
万円余りを
不正に
引き落としたとして
逮捕されました。
会社は
去年、
裁判所から
破産手続きの
開始決定を
受けており、
警視庁は
会社の
運転資金などに
充てていたとみて
調べています。
逮捕されたのは、通信サービスや電力の小売り事業を手がけていた東京 渋谷区の「あくびコミュニケーションズ」の元社長、遠山和久容疑者(39)と元事業部長の佐竹雅哉容疑者(43)です。
警視庁によりますと、2人はおととし12月、通信サービスの架空の利用料の名目で、延べ9000人以上の顧客の口座から合わせて2億8000万円余りを不正に引き落としたとして電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
会社はおととし、電力の小売り事業をめぐり事実と異なる内容を告げて勧誘を行っていたとして消費者庁から業務停止命令を受けるなどして経営難に陥り、去年2月、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けていました。
被害総額は合わせて5億円を超えるとみられるということで、警視庁は会社の運転資金や取引先への支払いに充てていたとみて調べています。
警視庁は2人の認否を明らかにしていません。