日本新聞: 豪雨災害九州で行方不明者の捜索活動続く

豪雨ごうう災害さいがい九州きゅうしゅうで行方ゆくえ不明ふめい者しゃの捜索そうさく活動かつどう続つづく

Jul 12, 2020 14:07

Furigana

豪雨ごうう災害さいがいで、依然いぜんとして6人にんが行方ゆくえ不明ふめいとなっている熊本くまもと県けんでは、警察けいさつなどによる捜索そうさく活動かつどうが続つづいています。11日にち、1人にんの遺体いたいが見みつかった津奈木つなぎ町まちの現場げんばでも残のこる行方ゆくえ不明ふめい者しゃの捜索そうさくが行おこなわれています。

熊本くまもと津奈木つなぎ町まちでは200人にん体制たいせい

熊本くまもと県けんでは球磨くま川がわが各地かくちで氾濫はんらんしたり土砂崩どしゃくずれが相次あいつぐなど各地かくちで甚大じんだいな被害ひがいが出でていて、県内けんないでは、これまでに62人にんが亡なくなり、依然いぜんとして6人にんが行方ゆくえ不明ふめいとなっています。

このうち県けん南部なんぶの津奈木つなぎ町まちでは住宅じゅうたく1棟むねが崩落ほうらくした山肌やまはだに押おしつぶされ、親子おやこ2人にんが行方ゆくえ不明ふめいとなっています。

警察けいさつによりますと、11日にちの捜索そうさくで2人にんのうち58歳さいの息子むすこと見みられる男性だんせい1人にんが遺体いたいで見みつかり、12日にちも警察けいさつ、消防しょうぼう、自衛隊じえいたいなどがおよそ200人にん体制たいせいで、現場げんばに警察けいさつ犬いぬを入いれたり、重機じゅうきを使つかって慎重しんちょうに土砂どしゃを取り除とりのぞいたりして、残のこる行方ゆくえ不明ふめい者しゃの捜索そうさくを続つづけています。

これまで捜索そうさく活動かつどうを妨さまたげていた雨あめは12日にちはやみましたが、午前ごぜん中ちゅうから気温きおんが上あがって蒸し暑むしあつくなり、隊員たいいんたちは汗あせを流ながしながら捜索そうさくに当あたっていました。

近所きんじょに住すむ84歳さいの男性だんせいは、「土砂崩どしゃくずれが起おきたときは、まるで雷かみなりが鳴なったような大おおきな音おとがした。行方ゆくえ不明ふめい者しゃが早はやく見みつかってほしい」と心配しんぱいそうに話はなしていました。

大分おおいた由布ゆう川かわに流ながされた家族かぞくら4人にんの捜索そうさく

大分おおいた県内けんないでは由布ゆう市しと日田にった市しで合あわせて5人にんが行方ゆくえ不明ふめいになっています。

このうち由布ゆう市しで川かわに流ながされて行方ゆくえ不明ふめいになったとみられる渡邊わたなべ知己ともみさん（54）と妻つまの由美ゆみさん（51）、長男ちょうなんの健太けんたさん（28）の家族かぞく3人にんと、市内しないの40代だいとみられる男性だんせいの4人にんの捜索そうさくは、由布ゆう市しや大分おおいた市しを流ながれる大分おおいた川がわで行おこなわれました。