西日本から東北にかけて大気の状態が不安定となっていて局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、落雷などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、西日本を中心に晴れ23日午後0時半までの最高気温は
▽高知県の四万十市西土佐で35.7度、
▽兵庫県西脇市で35.2度などと猛暑日となっているほか、
▽大阪市や徳島市、名古屋市で34.5度、
▽福島市で32度ちょうどなどとなっています。
日中の最高気温は
▽大阪市と京都市で36度、
▽鹿児島市や高松市、岡山市で35度と西日本の各地で猛暑日が予想されていて、引き続き、熱中症に警戒が必要です。
こまめな水分補給や休憩、室内での冷房の使用、屋外ではできるだけ日ざしを避けるなどの対策を取るよう心がけてください。
一方、上空に寒気が流れ込み西日本から東北では大気の状態が不安定になっていて、関東や九州北部などで雨雲が発達しています。
正午までの1時間には
▽茨城県つくば市で42ミリの激しい雨が降り、
▽東京の都心でも午前10時半までの1時間に34.5ミリの激しい雨が降りました。
大気の不安定な状態は24日の朝にかけて続く見込みで、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
24日の朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽関東甲信と東海、それに九州北部で100ミリ、
▽東北と中国地方で80ミリ
▽近畿で60ミリなどと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水のほか、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
急に周囲が暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保するようにしてください。