日本新聞: 河川氾濫でも避難生活可能なまちづくり計画国と都が整備へ

河川かせん氾濫はんらんでも避難ひなん生活せいかつ可能かのうなまちづくり計画けいかく国くにと都とが整備せいびへ

Sep 10, 2020 05:09 2

Furigana

首都しゅと圏けんを流ながれる荒川あらかわや江戸えど川がわで大だい規模きぼな氾濫はんらんが発生はっせいすると、川かわ沿ぞいの地域ちいきではしばらく浸水しんすいが引ひかないことが懸念けねんされています。国土こくど交通こうつう省しょうと東京とうきょう都とは、ビルどうしの浸水しんすいしない高たかさの階かいを通路つうろでつなげるなど、最低さいてい限げんの避難ひなん生活せいかつを送おくるためのまちづくり計画けいかくを考かんがえ、モデル地区ちくを決きめて整備せいびしていくことになりました。国土こくど交通こうつう省しょうの想定そうていでは、東京とうきょう荒川あらかわの堤防ていぼうが決壊けっかいした場合ばあい、江東こうとう5区くの海抜かいばつゼロメートル地帯ちたいを中心ちゅうしんに浸水しんすいが2週間しゅうかん以上いじょう続つづくとされています。

住民じゅうみんの孤立こりつが懸念けねんされますが、国土こくど交通こうつう省しょうと東京とうきょう都とは、浸水しんすいが続つづく状況じょうきょうでも最低さいてい限げんの避難ひなん生活せいかつができるよう、新あらたなまちづくり計画けいかくを考かんがえました。

具体ぐたい的てきには、ビルどうしの浸水しんすいしない高たかさの階かいを通路つうろでつなげるなど、浸水しんすいした土地とちを通とおらなくても浸水しんすい区域くいきの外そとへ出入でいりできるようにしたり、堤防ていぼうの整備せいびに合あわせて周囲しゅういの土地とちをかさ上あげし、堤防ていぼうの奥行おくゆきを市街地しがいちまで広ひろげたりする計画けいかくです。