通信大手の
NTTとKDDIが
災害からの
復旧対応で
連携することになりました。
大規模な
災害が
起きたときに
両社が
所有する
船舶を
共同で
運用し、
被災地に
臨時の
基地局や
発電機などを
いち早く
運んで
早期の
復旧を
後押しします。
両社は11
日、
社会貢献につながる
活動で
連携する
新たな
協定を
結び、
今月から
災害が
起きたときに
両社が
持つ通信ケーブルを
敷くための
専用の
船、
合わせて4
隻を
活用することになりました。
例えば地震や台風などで道路が寸断され被災地に物資を運ぶのが困難になったとき、4隻を共同で運用し被災地に近い船に物資を積み込んで現地に届けます。
臨時の基地局や発電機、それに水や食料など避難生活に欠かせないものをいち早く運ぶことで早期の復旧を後押しするねらいです。
両社は、災害時の訓練を共同で実施したり、通信インフラの被害状況に関する情報を共有したりしていますが、復旧支援で連携するのは初めてとなります。
KDDIの高橋誠社長は、会見で「災害が激甚化する中、通信事業者の使命として対応を強化していきたい。他社の参加についても間口を広げて対応したい」と述べました。
NTT社長 不正引き出し問題「全容解明と対処に当たりたい」
NTTの澤田純社長はKDDIとの提携の会見で、グループのNTTドコモが手がけているドコモ口座を通じた預金の不正引き出し問題について、「被害を受けた方に対して申し訳なく思っている。利用者を広げていこうとするなかで、認証を強めることがおざなりになってしまった。NTTとして全容の解明と対処に当たりたい」と述べました。