気象庁は噴火の際に大きな噴石や「ベースサージ」と呼ばれる火山ガスや火山灰などが高速で広がる現象が発生するおそれがあるとして、付近の海域を航行する船舶に警戒を呼びかけるとともに、軽石などの浮遊物にも注意してほしいとしています。
ベヨネース列岩は複数の岩礁からなる活火山で、明治から昭和にかけて噴火を繰り返しています。
1952年の海底噴火では調査中だった海上保安庁の観測船が噴火に巻き込まれ、31人の乗組員全員が死亡しました。
気象庁によりますと、26日午後1時すぎ、伊豆諸島の青ヶ島の南南東およそ65キロにある海底火山「ベヨネース列岩」で海面が直径100メートルにわたって淡い黄緑色に変色しているのが、海上保安庁の航空機による観測で確認されました。
変色は過去に噴火を繰り返している「明神礁」と呼ばれる水深50メートルほどの浅い岩礁を中心に広がっているということです。
ベヨネース列岩で海水の変色が確認されたのは、2017年11月以来です。
気象庁は噴火の際に大きな噴石や「ベースサージ」と呼ばれる火山ガスや火山灰などが高速で広がる現象が発生するおそれがあるとして、付近の海域を航行する船舶に警戒を呼びかけるとともに、軽石などの浮遊物にも注意してほしいとしています。
ベヨネース列岩は複数の岩礁からなる活火山で、明治から昭和にかけて噴火を繰り返しています。
1952年の海底噴火では調査中だった海上保安庁の観測船が噴火に巻き込まれ、31人の乗組員全員が死亡しました。