トルコ
南部で6
日に
発生したマグニチュード7.8の
地震や、
その後の
大きな揺れでトルコとシリアでは、
これまでにトルコで3
万8044
人、シリアで
少なくとも5814
人が
亡くなりました。
両国の犠牲者は合わせて4万3000人以上にのぼり、現地では今も懸命な救助活動が続いています。
国連のグテーレス事務総長は16日、トルコに対し、今後3か月分の支援として10億ドル、日本円にしておよそ1340億円を拠出すると明らかにしました。支援の対象は520万人にのぼり、食料や住まいの確保などに充てるということです。
グテーレス事務総長は、「人々は苦しんでおり、一刻の猶予もない」と述べ、国際社会に協力を求めました。
また国連は、シリアに対し今月14日、今後3か月分の支援として3億9700万ドル、日本円にしておよそ530億円を拠出すると明らかにしています。
地震発生から248時間 17歳の女性を救出
トルコでは、
地震発生から1
週間以上がたつ
中でも、がれきの
下から
生存者の
救出が
続いています。
ロイター通信は現地メディアなどの話として、トルコ南部のカフラマンマラシュで16日、17歳の女性が地震発生から248時間ぶりに救出されたと伝えました。
現場で撮影されたとする映像では救出された女性が救助隊員たちに囲まれる中、点滴を受けながら搬送される様子が確認できます。
またAP通信は、救助された17歳の女性が、搬送先の病院で取材に応じる様子を伝えていて、女性は記者に体調を尋ねられると「私は大丈夫です。ありがとう」と答えていました。また、がれきの下でどのように過ごしたのか問われると「何も持っていなかったので、ただ時間が過ぎるのを待っていました」と話していました。
懸命の捜索活動「まだ生きていると願って」
トルコの
都市部の
被災地では
倒壊した
建物のがれきを
撤去する
作業が
進められています。
大きな被害を
受けた
南部カフラマンマラシュの
中心部では16
日、
建設用の
大型機械ががれきの
山を
崩し、
トラックの
荷台に
次々と
積み込んでいました。
住宅が崩れた多くの場所では取り残された人たちの捜索や救出の活動が日増しに困難となる中でも、いくつかの場所では懸命の捜索活動が続けられていました。
10階建てのマンションが崩れた場所では、生後1か月の赤ちゃんと母親、それに赤ちゃんの祖母の合わせて3人が取り残されているとみられていて、地震発生から6日目にはがれきの中から音が聞こえたということです。
3人の親戚にあたる34歳の男性は「救助隊からは彼らは生きていると聞きました。時々、信じる気持ちを失いかけますが、まだ生きていると願っています。赤ん坊は懸命に生きようとしているはずです。彼らを連れて帰るまでここを離れません」と涙を浮かべながら話していました。
インドネシアの火山で大規模噴火 国内で目立った潮位変化なし
日本時間の2日未明、インドネシアの火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁は噴火による津波の有無や日本への影響を調べていますが、午前8時半現在、国内や海外の観測点で目立った潮位の変化は観測されていないということです。
N2
資源: NHK
374
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“核兵器 変わらないか増える”回答が半数近くに NHK世論調査
被爆80年のことし、NHKが行った世論調査で、「現在ある核兵器は今後どうなると思うか」を聞いたところ、「今と変わらないか、むしろ増える」と回答した人が半数近くにのぼりました。専門家は「核なき世界という目標へ具体的な行動をどう起こしていくのか、大きな分岐点に立っている」と指摘しています。
資源: NHK
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