1日昼前、
兵庫県尼崎市に
ある病院の
ロビーで、
患者の
男性が28
歳の
男に
突然、
刃物で
背中を
刺されて
大けがをし、
止めに
入った
病院の
医師も
手を
切られて
軽いけがをしました。
警察は
殺人未遂の
疑いで
男を
その場で
逮捕し、
詳しい経緯を
調べています。
1日午前11
時すぎ、
尼崎市潮江に
ある尼崎中央病院の
1階のロビーで、
ソファーに
座っていた54
歳の
患者の
男性が、
男に
突然、
背中を
刺された
ほか、
止めに
入った59
歳の
病院の
男性医師も
両手を
切られました。
警察によりますと、患者の男性は大けがをしたものの命に別状はなく、医師のけがの程度は軽いということです。
男は病院の職員などに取り押さえられ、駆けつけた警察官が殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。
逮捕されたのは尼崎市に住む28歳の男で、警察の調べに対し、「誰でもよかった。殺すつもりで刺した」と供述しているということです。
警察によりますと、男は別の事件で有罪判決を受けて執行猶予中で、ことし9月から精神科の病院に入院していましたが、1日は本人が届けを出して一時的に外出していたということです。
警察は、詳しい経緯や刑事責任能力についても調べています。
目撃者「男はぼう然と立っていた」
病院の2階から事件を目撃したという70代の女性は「男性の悲鳴が聞こえて、1階を見ると、男がナイフを手に持ったまま、ぼう然と立ちつくし、取り押さえられていた」と話していました。