일본어 뉴스: 米国務長官ウクライナの事態沈静化ロシア側に呼びかける

米べい国務こくむ長官ちょうかんウクライナの事態じたい沈静ちんせい化かロシア側がわに呼よびかける

Feb 13, 2022 17:02

Furigana

緊張きんちょうが続つづくウクライナ情勢じょうせいをめぐり、アメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかんはロシアによる軍事ぐんじ行動こうどうのリスクは高たかいという認識にんしきを示しめす一方いっぽう、「外交がいこう的てきな道みちは残のこされている」として、ロシア側がわに事態じたいの沈静ちんせい化かを改あらためて呼よびかけました。

アメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかんは12日にち、訪問ほうもん先さきのハワイで記者きしゃ会見かいけんし、ウクライナ情勢じょうせいについて「ロシアによる軍事ぐんじ行動こうどうのリスクは高たかく、脅威きょういは十分じゅうぶんに差し迫さしせまっている。ロシアが軍事ぐんじ行動こうどうを正当せいとう化かするため、挑発ちょうはつ行為こういや事件じけんを引き起ひきおこしたとしても誰だれも驚おどろかない」と指摘してきしました。

そして、「ロシアがウクライナに侵攻しんこうする道みちを選えらんだ場合ばあいは迅速じんそくに対応たいおうする。それは厳きびしいものになるだろう」と述のべて、欧米おうべいが結束けっそくして厳きびしい措置そちを取とると警告けいこくしました。

一方いっぽう、ブリンケン長官ちょうかんは「この危機ききを解決かいけつするための外交がいこう的てきな道みちは残のこされている」とも述のべ、ロシア側がわに事態じたいの沈静ちんせい化かに向むけて努力どりょくするよう改あらためて呼よびかけました。

またブリンケン長官ちょうかんは、NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうをこれ以上いじょう拡大かくだいさせないとするロシア側がわの要求ようきゅうに対にたいし先月せんげつ、アメリカが回答かいとうした書面しょめんについて、ロシアのラブロフ外相がいしょうが日本にっぽん時間じかんの12日にち夜よるの電話でんわ会談かいだんで「返答へんとうに取とりかかっている」と述のべたと明あきらかにし、ロシア側がわの出方でかたを見極みきわめる考かんがえを示しめしました。

ウクライナ情勢じょうせいめぐり影響えいきょう広ひろがる

緊張きんちょうが続つづくウクライナ情勢じょうせいをめぐり、各国かっこくはウクライナの首都しゅとキエフにある大使館たいしかんの職員しょくいんの退避たいひを決きめるなど、影響えいきょうが広ひろがっています。

このうち、オーストラリアのペイン外相がいしょうは13日にち、キエフにある大使館たいしかんの業務ぎょうむを停止ていしし、職員しょくいんに退避たいひするよう指示しじしたことを明あきらかにしました。

ロシアがウクライナとの国境こっきょう付近ふきんに軍ぐんの部隊ぶたいを増強ぞうきょうし、情勢じょうせいが悪化あっかしているとの判断はんだんによるもので、退避たいひした職員しょくいんは当面とうめん、隣国りんごくポーランドとの国境こっきょうに近ちかいウクライナ西部せいぶの都市としリビウに設もうけた臨時りんじの事務所じむしょへ移うつるということです。

これに先立さきだって、アメリカが12日にち、ロシアによる軍事ぐんじ行動こうどうの脅威きょういが高たかまっているとして、ほとんどの職員しょくいんの国外こくがい退避たいひを決きめたほか、イギリスも先月せんげつ24日にちに職員しょくいんや家族かぞくの一部いちぶを国外こくがいに退避たいひさせる措置そちを取とるなど、各国かっこくが対応たいおうを急いそいでいます。