Japanese News: ワリエワの処分めぐる問題 IOC“年齢に配慮した対応重要”

ワリエワの処分しょぶんめぐる問題もんだい IOC“年齢ねんれいに配慮はいりょした対応たいおう重要じゅうよう”

Feb 13, 2022 15:02

Furigana

北京ぺきんオリンピック、フィギュアスケートの、ROC＝ロシアオリンピック委員いいん会かいのカミラ・ワリエワ選手せんしゅへのドーピング違反いはんによる処分しょぶんをめぐる問題もんだいで、IOC＝国際こくさいオリンピック委員いいん会かいは「15歳さいという年齢ねんれいで、非常ひじょうに慎重しんちょうに扱あつかわなければいけない」と、年齢ねんれいに配慮はいりょした対応たいおうの重要じゅうよう性せいを強調きょうちょうしました。

今月こんげつ7日にちに行おこなわれたフィギュアスケート団体だんたいで金メダルきんめだるを獲得かくとくした、ROCの15歳さいのワリエワ選手せんしゅについて、ITA＝国際こくさいテスト機関きかんは、去年きょねん12月つきのドーピング検査けんさで血ち流りゅう促進そくしん作用さようなどのある禁止きんし薬物やくぶつ「トリメタジジン」の陽性ようせい反応はんのうが出でたことを発表はっぴょうしました。

ロシアアンチドーピング機構きこうは、ワリエワ選手せんしゅを一時いちじ的てきな資格しかく停止ていし処分しょぶんとしたものの、その後そのご、ワリエワ選手せんしゅ側がわからの抗議こうぎを認みとめて処分しょぶんを解除かいじょしたため、IOCやWADA＝世界せかいアンチドーピング機構きこうなどはこの決定けっていを不服ふふくとして、CAS＝スポーツ仲裁ちゅうさい裁判所さいばんしょに申し立もうしたてを行おこないました。

この問題もんだいについて、IOCのクリストフ・デュビオリンピック統括とうかつ部長ぶちょうは13日にちの会見かいけんで「15歳さいの年齢ねんれいでこうした状況じょうきょうに置おかれているということに着目ちゃくもくし、非常ひじょうに慎重しんちょうに取り扱とりあつかわなければいけない」と話はなし、年齢ねんれいに配慮はいりょした対応たいおうの重要じゅうよう性せいを強調きょうちょうしました。

そのうえで、IOCのマーク・アダムス広報こうほう責任せきにん者しゃは「選手せんしゅの精神せいしん状況じょうきょうのケアはまずチームが行おこなうものだが、大会たいかいとしてもさまざまなサポートを用意よういしている」と話はなし、必要ひつように応おうじてワリエワ選手せんしゅを精神せいしん的てきにサポートする考かんがえを示しめしました。