安倍元総理大臣が
亡くなってから1
年となるのに
合わせて
開かれた
集会で、
岸田総理大臣は、
安倍氏の
遺志を
受け継ぎ、
拉致問題などの
日本が
直面するさまざまな
課題の
解決に
全力を
挙げる考えを
強調しました。
安倍元総理大臣が亡くなってから1年となる8日、東京 港区で安倍氏の遺志を受け継ごうと生前親交のあった有識者らが集会を開き、岸田総理大臣も出席しました。
この中で岸田総理大臣は、平成5年の衆議院議員選挙で安倍氏とともに初当選して以来、およそ30年にわたって親交を深めた思い出を語り、自民党は野党となった経験も経て安倍氏を中心に政治の安定に道をひらいたと指摘しました。
そのうえで「安倍氏の遺志を継ぎ、憲法改正や安定的な皇位継承の方策をはじめ、将来につながる種をまき続け、拉致問題などの国家的課題の解決に全力を挙げる」と強調しました。
そして、みずからが総理大臣に就任した際、安倍氏から「信じる道をまっすぐに進めばいい」とことばをかけられたことに触れ「ひとり悩むときに思い出し、このことばがそっと私の背中を押してくれる。安倍氏の志を引き継ぎ、次の世代にしっかりとつなげていくことを誓いたい」と結びました。
また、安倍氏の昭恵夫人は「本当に悲しいが、怒りや恨みの感情を持つのではなく、主人が亡くなったことで奮起していただきたい。日本のために力を合わせていただくことが供養になると思う」と述べました。