また、
朝倉市で
午前9
時20
分までに349
ミリ、
大分県中津市耶馬溪で
午前10
時10
分までに315.5ミリ
などと
平年の7
月1
か月分に
匹敵する
雨量となっているところもあります。
6日の降り始めからの雨量は福岡県の英彦山で600ミリを超えるなど記録的な大雨となっていて、各地で地盤が緩むなど災害のリスクが高くなっています。
福岡県と佐賀県、大分県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
福岡県や佐賀県、大分県を流れる▽「筑後川上中流部」に(ちくごがわ・じょうちゅうりゅうぶ)出されていた氾濫警戒情報は午後6時10分に解除されました。
これまでに氾濫が相次ぎ、大分県を流れる山国川上流部と(やまくにがわ)花月川、(かげつがわ)佐賀県を流れる徳須恵川、(とくすえがわ)福岡県を流れる小石原川、(こいしわらがわ)福岡県を流れる巨瀬川、(こせがわ)佐賀県などを流れる城原川では(じょうばるがわ)氾濫発生情報が出ました。
また、福岡県と佐賀県ではほかにも氾濫危険水位を超えている川があります。
国交省会見「局地的に大雨が降れば一気に状況が変わる」
大雨の
特別警報を
警報に
切り替えるのに
先立ち、
気象庁と
国土交通省は
午後5
時ごろ
合同で
会見を
開きました。
この中で国土交通省の豊口佳之河川環境課長は、「筑後川などでは高い水位が継続していて大雨警報に切り替わったからといって災害の危険がなくなったわけではない。広域的、集中的に長時間降るような状況は見込まれないかもしれないが、局地的に大雨が降れば一気に状況が変わる可能性がある。当面は川に近づくことなどを避け避難情報に従って身の安全を確保してほしい」と呼びかけました。
また、「これまでの雨で流域は湿潤状態にあるほかダムは、多くの水がたまっているため余力があまり無い。今後、大雨が発生すると河川の氾濫の危険性が高まる。今後の大雨の状況には注意してほしい」と話しています。
11日にかけ前線停滞 西・東日本の日本海側中心に大雨のおそれ
今後の
見通しです。
前線は11日にかけてほとんど位置を変えずに停滞する見込みで、西日本から北日本の広い範囲で雷を伴った激しい雨が降り、局地的には非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁と国土交通省は福岡県や大分県を流れる川の水位は下がる傾向にあるもののこれまで降った流域の雨量は多くダムにためた水を長期間かけて放流する影響で水位の高い状態が続く場合があるとして、局地的な大雨によって災害の危険性が高まるとして今後の大雨の状況には注意するよう呼びかけています。
10日は川や山沿いの渓流斜面などからは離れ、引き続き、安全を確保するようにしてください。また、東北の日本海側でも13日ごろにかけて大雨のおそれがあります。今後の情報に注意してください。
大雨特別警報を警報に切り替え 引き続き厳重警戒を
福岡県と
大分県では
大雨の
特別警報が
警報に
切り替えられましたが、
引き続き
土砂災害や
川の
氾濫に
厳重に
警戒してください。
気象庁によりますと、過去には雨が弱まったりやんだりしてから数時間たって土砂災害が発生し、犠牲者が出たケースや、大雨の特別警報が解除されたあとに川の氾濫が発生して大きな被害となったケースがあります。
土の中の“タンク”には大量の水が
2018
年の
西日本豪雨では、
天気が
回復し
復旧作業が
進む中で
広島県府中町を
流れる榎川の
上流で
土石流が
発生し、
住宅に
土砂が
流れ込みました。
また1997年には鹿児島県出水市で雨がやんだおよそ4時間後に大規模な土石流が発生し、21人が死亡しました。
線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となった九州を中心に、土砂災害の危険度の指標となる「土壌雨量指数」が高くなっている地域があり、今後の雨で土砂災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
「土壌雨量指数」は降った雨がどれくらい土の中にたまっているか、水分量を示す指標です。気象庁の大雨警報や土砂災害警戒情報はこのデータをもとに発表されています。九州では線状降水帯が発生した10日の明け方から朝にかけて「土壌雨量指数」が高くなり、夕方になってもふだんよりも高い状態となっています。
土砂災害に
詳しい専門家によると、
一般的に
雨がやんで1
日や2
日では
土の
中の
水分は
ほとんど抜けず、
地質の
違いを
考慮しても、
ある程度の
水分が
残ったままの
状態が
続くということです。
つまり、
土の
中の“タンク”は
水がたまった
状態で
抜けきっていないため、
今後、
少しの
雨で
土砂災害が
発生したり、
規模の
大きな災害につながる
危険性があります。
気象庁の土砂災害警戒情報や自治体からの避難の情報などに注意してすぐに避難できるよう準備をしておいてください。
前兆現象が起きることも
また、
土砂災害が
発生する
前には「
前兆現象」が
起きることがあります。
例えば、
▽斜面から小石が落ちてくる、
▽斜面に亀裂ができる、
▽斜面から突然水が湧き出したり 川の水が急に少なくなったりするほか、
▽「山鳴り」や「地響き」がするといったものです。
土砂災害警戒情報や避難の情報が出ていなかったとしても、こうした、いつもと異なる現象に気づいた場合は、すぐに崖や斜面から離れて安全な場所に避難してください。※土砂災害の前に必ず前兆が見られるわけではないことに留意してください※
特別警報解除後に氾濫 大河川の水位すぐに下がらず
2019
年の
台風19
号では、
大雨の
特別警報が
解除されたあと、
長野県の
千曲川や
宮城県の
吉田川など複数の
河川で
氾濫が
発生しました。
長野市では大雨特別警報が解除されたあと避難所から自宅へ戻り、その後、川の氾濫によって自宅が浸水したという人もいました。
九州の雨は弱まっていますが、福岡県では筑後川上中流部で避難指示の発令の目安となる「氾濫危険情報」が発表されているほか、現在も水位が高い状態が続いている川があります。
山あいの広い範囲に降った雨が大きな川に流れ込むまでには時間がかかるため、雨がやんだり降り方が弱まったりしても時間差で水位が上昇するおそれがあります。
増水した川には近づかず、自治体の情報などをもとに引き続き安全な場所で避難を続けて下さい。
秋雨前線南下 日本海側はじめ太平洋側でも大雨の恐れ 警戒を
秋雨前線の影響で、東北から九州にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、断続的に激しい雨が降っています。前線は18日夜にかけてゆっくりと南下し、山陰や北陸など日本海側をはじめ、関東など太平洋側でも局地的な大雨となるおそれがあり、低い土地の浸水や土砂災害などに警戒が必要です。
N2
Source: NHK
1678
Sep 18, 2025 06:09
北海道 記録的大雨や線状降水帯発生 土砂災害などに警戒を
低気圧や前線の影響で、北海道では記録的な大雨となり、釧路地方と十勝地方では線状降水帯が発生したとして「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。発達した雨雲は抜けつつありますが、土砂災害や川の増水・氾濫、低い土地の浸水に警戒するとともに暴風にも警戒が必要です。
N2
Source: NHK
1508
Sep 21, 2025 07:09
北日本 荒れた天気のおそれ 広い範囲で大気非常に不安定に
前線や低気圧の影響で、21日にかけて北日本では局地的に非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあるほか、風も強まり、荒れた天気になる見込みです。また、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になる見込みで、土砂災害や暴風などに警戒するほか、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
N2
Source: NHK
789
Sep 20, 2025 06:09
イギリスなどがパレスチナを国家承認 和平への機運高まるか
ガザ地区での人道危機が深刻化する中、イギリスなど4か国が相次いで、パレスチナを国家として承認しました。ニューヨークでは今週、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」による和平を推進する会議が開かれる予定で、主要国が国家承認に踏み切ったことで、和平への機運が高まるかどうかが注目されます。
N2
Source: NHK
538
Sep 22, 2025 06:09
北~西日本の日本海側で大気不安定局地的に非常に激しい雨も
秋雨前線と低気圧の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定になり、北海道や東北で雨雲が発達しています。秋田県では猛烈な雨が降って「記録的短時間大雨情報」が発表されました。あすにかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意が必要です。
N2
Source: NHK
1
Sep 17, 2025 08:09
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