大リーグ、ドジャースの
佐々木朗希投手がブレーブス
戦に
先発し5
回を3
失点に
抑え、
大リーグ7
試合目の
登板で
初勝利を
挙げました。
大联盟,道奇队的佐佐木朗希投手在对阵勇士队的比赛中首发登板,投了5局仅失3分,在他的大联盟第7场登板中取得了首次胜利。
1
番・
指名打者で
出場した
大谷翔平選手は8
号ホームランを
打つなど3
安打1
打点で
佐々木投手を
援護し、
チームも7
連勝となりました。
以指定打击手身份出场的大谷翔平选手击出了本赛季第8支本垒打,并贡献了3支安打1分打点,支援了佐佐木投手,球队也取得了七连胜。
ドジャースは3日、相手の本拠地、アトランタでブレーブスと対戦しましたが、試合は雨のため3時間以上遅れて始まりました。
道奇队于3日在对方主场亚特兰大对阵勇士队,但由于下雨,比赛推迟了三个多小时才开始。
ここまで大リーグで6試合に登板してまだ勝ちのない佐々木投手は、中6日で先発マウンドに上がり、1回は内野安打とフォアボールでランナーを背負いましたが、高めのストレートで三振2つを奪うなど得点は許しませんでした。
到目前为止,在大联盟出场6场还没有胜绩的佐佐木投手,经过6天休息后登上了先发投手丘,第一局虽然因内野安打和四坏球让对手上垒,但凭借高位速球夺得两次三振,没有让对方得分。
ドジャース打線は大谷選手が1回の最初の打席でヒットを打ったあと、1対1の同点で迎えた3回は先頭バッターで第2打席に立つと、初球の変化球をとらえてセンターのフェンスを越える今シーズン8号のソロホームランを打って2対1と勝ち越しました。
道奇队打线在大谷选手第一局首次打席击出安打后,第三局以1比1平局时,他作为首位打者站上第二次打席,抓住第一球的变化球,将球打过中外野围墙,击出了本赛季第8支本垒打,实现了2比1的反超。
さらに、4回は2アウトランナーなしで大谷選手に第3打席がまわり、甘く入ったカットボールをセンター前に運んで3打席連続のヒットで出塁し、その後、一挙4点を奪うなど佐々木投手を援護しました。
此外,第4局在两出局无人上垒的情况下,大谷选手迎来了第三次打席,他将一个偏甜的卡特球击向中前方,连续第三次安打上垒,随后球队一举拿下4分等,支援了佐佐木投手。
リードをもらった佐々木投手は4回ウラ、ソロホームランとタイムリーヒットで2点を返され7対3と詰め寄られましたが、5回はストレートを軸に打者3人で抑え勝ち投手の権利を持ってこの回でマウンドを降りました。
佐佐木投手在获得领先后,于第四局下半局被对方以一支全垒打和一记及时安打追回2分,比分被追至7比3。但在第五局,他以直球为主,仅用三人次就守住了局面,带着胜投资格在这一局结束后退场。
球数は、大リーグで最多となる98球、打たれたヒットは6本、フォアボール2つとデッドボール1つを与え、三振は4つ奪い粘り強いピッチングで3失点にまとめました。
投球数为大联盟最多的98球,被击出6支安打,送出2次四坏球和1次触身球,夺得4次三振,以顽强的投球仅失3分。
試合は4日の午前1時すぎまで続く異例の展開となりましたが、ドジャースはリードを守って10対3で勝ち、佐々木投手はデビューから7試合目の登板で大リーグ初勝利をあげました。
比赛一直持续到4日凌晨1点过后,出现了罕见的局面,但道奇队守住了领先,以10比3获胜,佐佐木投手在大联盟的第七场登板中取得了职业生涯的首场胜利。
大谷選手は4打数3安打1打点、フォアボールが1つで打率は2割9分3厘まで上がり、チームも7連勝となりました。
大谷选手4打数3安打1打点,还获得1次四坏球,打击率上升到2成9分3厘,球队也取得了七连胜。
佐々木 初勝利の祝福受け「ほっとした」
佐々木投手は、雨のため開始時間が遅れたため、試合が終わったあとの午前2時前になって、大リーグで恒例になっている初勝利を挙げたピッチャーにビールなどをかける祝福を受けたあと、報道陣の取材に応じました。
佐佐木在首次胜利后接受祝福表示“松了一口气”。由于下雨,比赛开始时间被推迟,比赛结束后在凌晨2点前,佐佐木投手按照大联盟的惯例,作为首次获胜的投手被泼洒啤酒等进行祝贺。随后,他接受了媒体的采访。
大リーグでの初勝利について、佐々木投手は「いろいろなものをかけられて、たくさんの人に『おめでとう』と言ってもらえて、すごくうれしかった。
关于在大联盟取得首胜,佐佐木投手表示:“被泼了各种东西,收到了很多人的‘恭喜’,我感到非常高兴。”
まずは、
ほっとした」と
笑顔を
見せました。
日付が替わるまで投げる経験は初めてだったということで、「初勝利もすごく思い出に残るが、そのなかでも、こういう形で初勝利できたことはすごく特別で、なかなか忘れることはできないと思う」と話していました。
他说:“虽然初胜利本身就让我印象深刻,但能以这样的方式取得首次胜利更是非常特别,我觉得这段经历很难忘记。”
ただ、ピッチングに関しては、ストレートの質について、「まだまだ、いいボールが投げられる」と納得はしていない様子でした。
不过,在投球方面,他对于直球的质量似乎还不太满意,说道:“我还可以投出更好的球。”
それでも、5回を投げきれずにマウンドを降りるピッチングが続いた開幕当初を振り返り、「初勝利うんぬんの前に、なかなかチームに貢献できている感じがなかったが、ここ最近は、最低限5回は投げられて、納得はしていないが仕事としてできてきている。
尽管如此,回顾赛季初连续无法投满5局就下场的投球表现,他说道:“在拿到首胜之前,我一直觉得自己没能为球队做出什么贡献。不过最近,虽然还谈不上满意,但至少能投满5局,作为工作来说也算是完成了。”
そのなかで、きょうは
野手やリリーフに
試合を
作ってもらって
勝てた1
勝だった」と
援護してくれたチームメートに
感謝していました。
在那之中,今天是靠野手和中继投手帮忙制造比赛机会,才赢得的这场胜利,感谢给予支援的队友们。
佐々木 移籍後スピードより制球重視で初勝利
移籍後、プロ野球時代のような160キロを超える速球を次々と投げ込むような姿を見せることがなくなった佐々木投手は、大リーグに適応するため、スピードより制球を重視したことで初勝利をつかみました。
佐佐木转会后注重控球而非速度,取得首胜。转会后,佐佐木投手不再像职业棒球时代那样接连投出超过160公里的快速球。为了适应大联盟,他更注重控球而非速度,最终取得了自己的首场胜利。
大リーグ初登板となった東京ドームでの開幕シリーズでは、立ち上がり160キロを超える力強いストレートを続けましたが、3回で5つのフォアボールを与えるなど、コントロールに苦しみ、勝ち投手にはなれませんでした。
在东京巨蛋举行的大联盟首次登板的开幕系列赛中,他一开始连续投出了超过160公里的有力直球,但由于控球不稳,在三局内送出了五次四坏球,最终未能成为胜利投手。
その後の登板でもコントロールに苦しみ、フォアボールやデッドボールでピンチを招く場面が続き、その結果として、球数も多くなって長いイニングを投げることができず、先発の役割を果たせないという大きな課題に直面していました。
在随后的登板中,他依然苦于控球不稳,频频因四坏球和触身球而陷入危机,结果导致用球数增加,无法投长局数,面临无法胜任先发投手角色这一重大课题。
佐々木投手は「先発としての仕事ができるようにならないといけない」と話し、ストレートの威力ではなく、コントロール重視へと、ピッチングを切り替えるようになったといいます。
佐佐木投手表示:“我必须要能够胜任先发投手的工作。”据说他已经将投球风格从注重速球威力转变为更加注重控球。
ドジャースのマクギネスアシスタント投手コーチは「日本での開幕から速い球を投げていたが、コントロールが不安定で、少し抑える必要があった」と証言します。
道奇队的助理投手教练麦金尼斯表示:“从日本开幕战开始他就投出了很快的球速,但控球不稳定,需要稍微收敛一些。”
そのことばのとおり、大リーグで前回の登板までのストレートの平均球速は155。
正如所说,在大联盟到上一次登板为止,速球的平均球速是155公里。
1
キロと、
プロ野球時代で
最も速かった2023
年の159キロからは
数字を
落としています。
与2023年职业棒球时期最快的159公里相比,现在下降了1公里。
ストライク率も、最初の2回の登板では48%と、半分に満たなかったものの、その後の4試合では60%に上がり、徐々に試合を作れるように改善してきました。
尽管在最初的两次登板中,投球好球率只有48%,未达到一半,但在之后的四场比赛中上升到了60%,逐渐能够掌控比赛并有所改善。
これについて、マクギネスコーチは「今は大リーグに慣れながら、キャッチャーとの連携や、配球の計画も含めて、しっかりと『投げている』という印象だ」と先発ピッチャーとしての投球術の成長を評価しました。
对于此事,麦吉尼斯教练评价道:“现在他正在适应大联盟,包括与捕手的配合以及投球计划在内,给人一种‘确实在好好投球’的印象。”他肯定了作为先发投手在投球技巧方面的成长。
一方で、「パワーは、まだまだ秘めている」と佐々木投手が持つ、本来のスピードボールにも期待を寄せていました。
另一方面,人们也对佐佐木投手所拥有的、尚未完全展现的原本快速球充满期待,“他的力量还远未被完全释放。”
この日は、決め球のスプリットが本調子ではない中、ストレートとスライダーを中心に投球を組み立て、何とか5回を3失点にまとめましたが、打線の援護があっての初勝利という印象を残す内容のピッチングでした。
那一天,虽然决胜球的指叉球状态不佳,但他以直球和滑球为主构建投球,勉强投满了5局失3分。不过整体来看,这场投球给人留下了依靠打线支援才取得首次胜利的印象。
この日のストレートの最速は155。
6
キロと、
佐々木投手の
潜在能力からすれば、「
本来の
力」とは
言えないものでしたが、
初勝利を
きっかけに、
コントロールと
投球術に
加えて、
本来の
球速を
取り戻すことができれば、
大リーグの
強打者を
圧倒するようなピッチングでの
勝ち星が
近づくかもしれません。
虽然6公里的球速和佐佐木投手的潜力相比,称不上是“真正的实力”,但如果以首次胜利为契机,除了控球和投球技巧之外,还能恢复原本的球速的话,也许他就能用足以压倒大联盟强打者的投球赢得更多胜利。