上皇陛下は本年二十三日に九十二歳の御誕生日を迎えられた。
これに際し、宮内庁は八日に仙洞御所において撮影された上皇ご夫妻の映像を公表した。
借此机会,宫内厅公开了8日在仙洞御所拍摄的上皇夫妇影像。
上皇陛下は今年、東京大学病院に二度入院され、無症候性心筋虚血および上室性不整脈と診断されたものの、新たに処方された心臓への負担を軽減する薬の効果もあり、現在は症状が比較的安定した状態に保たれているという。
今年,上皇陛下两次住进东京大学医院,被诊断为无症状性心肌缺血以及心房颤动。然而,新开具的药物对减轻心脏负担有一定效果,目前陛下的症状保持在相对稳定的状态。
陛下は高齢にもかかわらず、皇居内の生物学研究所へ週二回通われており、「魚類分類研究会」にもオンラインで参加するなど、依然としてハゼの研究に精力的に取り組まれている。
尽管年事已高,上皇每周仍定期前往王宫内的生物学研究所两次,并通过线上参加“鱼类分类研究会”,继续积极致力于鲇鱼的研究。
さらに、戦後八十年という節目を迎えた今年、上皇陛下は上皇后陛下と共に静養先の軽井沢において満蒙開拓の歴史を振り返られたほか、戦争の記憶を伝えるテレビ番組やモンゴル抑留者に関する平和祈念展示資料館の会報などにも目を通されるなど、度々先の大戦と向き合われている。
此外,今年迎来了战后80周年,上皇夫妇在轻井泽的御用邸回顾了满蒙开拓的历史,并且经常观看传递战争记忆的电视节目,还阅读了关于被拘留在蒙古的人们的和平纪念资料馆的新闻通讯,展现了他们正视战争过去的态度。
二十三日には誕生日を祝う行事が予定されており、天皇皇后両陛下をはじめとするご家族から祝意が伝えられることとなっている。
23日,天皇陛下与皇后陛下以及家人们将为上皇陛下举行生日庆祝活动,向他致以祝福之辞。