「
日本学術会議」の
会員候補の
一部の
任命が
見送られたことをめぐり、
野党側は、7
日から
行われる
国会の
閉会中審査で、
見送りの
理由などを
追及する
方針なの
に対し、
政府側は、
菅総理大臣が「
総合的、ふかん
的な
活動を
確保する
観点から
判断した」としていることを
踏まえて
説明し、
理解を
求めることにしています。
国会では、7
日と8
日の2
日間、
新型コロナウイルス
対応などを
議論するため、
衆参両院の
内閣委員会で
閉会中審査が
行われます。
この中で野党側は、「日本学術会議」が推薦した新たな会員候補の一部の任命を菅総理大臣が見送ったことについて、学問の自由を侵すものだとして任命の見送りの理由や経緯を追及する方針です。
また、政府内でおととし、総理大臣に会議の推薦どおりに会員を任命すべき義務があるとまでは言えないなどとする文書をまとめていたことについて、政府側が過去に「推薦をしていただいた者は拒否はしない」などと説明した答弁と矛盾しているとただすことにしています。
これに対し、政府側は、「日本学術会議」を担当する内閣府の三ツ林副大臣が質疑に応じ、学術会議に年間およそ10億円の予算を充てていることや、会員が特別職の国家公務員になること、それに、事実上現在の会員が後任を指名できる仕組みになっていることなどを指摘することにしています。
そのうえで、会員候補の一部の任命を見送ったことについて、菅総理大臣が「総合的、ふかん的な活動を確保する観点から判断した」としていることを踏まえて説明し、理解を求めることにしています。