일본어 뉴스: トランプ大統領雇用統計の担当局長解任専門家から批判相次ぐ

アメリカのトランプトランプ大統領だいとうりょうが1日ついたちに発表はっぴょうされた雇用こよう統計とうけいで過去かこの就業しゅうぎょう者しゃ数すうに関かんするデータが大幅おおはばに下方かほう修正しゅうせいされたことについて政治せいじ的てきに操作そうさされたと一方いっぽう的てきに主張しゅちょうし、労働省ろうどうしょうの担当たんとう局長きょくちょうの解任かいにんを命めいじたことに対たいして、専門せんもん家かからは「統計とうけいの信頼しんらい性せいが損そこなわれる」などとして、批判ひはんが相次あいついでいます。

アメリカの労働ろうどう省しょうは1日ついたちに発表はっぴょうした雇用こよう統計とうけいで、農業のうぎょう分野ぶんや以外いがいの就業しゅうぎょう者しゃ数すうについての5月ごがつと6月ろくがつ分ぶんのデータをこれまでの発表はっぴょうから大幅おおはばに下方かほう修正しゅうせいしました。

これを受うけてトランプトランプ大統領だいとうりょうは担当たんとう局長きょくちょうを解任かいにんするよう命めいじるとともに、「共和党きょうわとうと私わたしを悪わるくみせるために操作そうさされたものだ」と根拠こんきょを示しめさずに主張しゅちょうしました。

アメリカメディアによりますと、労働省ろうどうしょうは局長きょくちょうが解任かいにんされたことを認みとめたということです。
これに対たいして専門せんもん家かからは批判ひはんが相次あいついでいて、このうちトランプトランプ政権せいけんの1期いっき目めに任命にんめいされた前任ぜんにんの元もと局長きょくちょうら有志ゆうしは「企業きぎょうや政策せいさく立案りつあん者しゃの意思いし決定けっていの土台どだいとなる経済けいざい統計とうけいの信頼しんらい性せいが損そこなわれる。アメリカの統計とうけいは世界せかい的てきにも最高さいこうの水準すいじゅんにある」とする声明せいめいを出だしました。
また、イェール大学だいがく予算よさん研究所けんきゅうじょのアーニー・テデスキ氏しは、SNSで「彼女かのじょほど統計とうけいの真実しんじつ性せいに献身けんしん的てきな経済けいざい学者がくしゃを知しらない。経済けいざいデータへの政治せいじ的てきな介入かいにゅうほど、アメリカの信頼しんらいを失うしなわせるものはない」と批判ひはんしています。
なぜなぜ修正しゅうせいが起おきた？
アメリカの雇用こよう統計とうけいは就業しゅうぎょう者しゃ数すうや失業しつぎょう率りつ、平均へいきん時給じきゅうなど労働ろうどう市場しじょうの動向どうこうを示しめすデータで、金融きんゆう市場しじょうから注目ちゅうもくされるほか、FRB＝連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事りじ会かいが金融きんゆう政策せいさくを決きめる上うえでも重要じゅうような経済けいざい指標しひょうとなっています。

雇用こよう統計とうけいのうち、季節きせつ要因よういんの影響えいきょうを受うけやすい農業のうぎょう分野ぶんやを除のぞく就業しゅうぎょう者しゃ数すうの伸のびは、全米ぜんべいのおよそ12万じゅうにまんの企業きぎょうや政府せいふ機関きかんなどを対象たいしょうに調査ちょうさし、その回答かいとうをもとに推計すいけい値ちを出だしています。

統計とうけいは原則げんそく、翌月よくげつの第だい1金曜日いちきんようびに初期しょきの推計すいけい値ちが発表はっぴょうされ、その後ご、企業きぎょうなどからの回答かいとうが増ふえるにつれ、ふた月つきかけて修正しゅうせいされます。

有力ゆうりょく紙し、ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、翌月よくげつの発表はっぴょうに間まに合あうように回答かいとうする企業きぎょうなどは通常つうじょう、60％ろくじゅっぱーせんと程度ていどだということです。

6月ろくがつ分ぶんの初期しょきの回答かいとう率りつは59.5％ごじゅうきゅうてんごパーセントとほぼ通常つうじょうどおりでしたが、公立こうりつ学校がっこうの就業しゅうぎょう者しゃが当初とうしょの推計すいけいよりも大幅おおはばに少すくなかったことに加くわえ、ほかの業種ぎょうしゅからの回答かいとうが遅おくれたことも今回こんかいの下方かほう修正しゅうせいの要因よういんとなったということです。

また、ブルームバーグは、コロナ禍か以降いこう、早期そうきに回答かいとうする企業きぎょうなどが減へる傾向けいこうにあると指摘してきし、その要因よういんとして複雑ふくざつな調査ちょうさが敬遠けいえんされていることや、政府せいふへの信頼しんらいが低下ていかしていることなどを挙あげています。

また、統計とうけいを取とりまとめる政府せいふ側がわも、予算よさんや人員じんいんの不足ふそくという制約せいやくに直面ちょくめんしていると指摘してきしています。
米べい労働ろうどう長官ちょうかん「大統領だいとうりょうの決定けっていを支持しじ」
トランプトランプ政権せいけんで労働ろうどう長官ちょうかんを務つとめるチャベスデレマー氏しは、1日ついたち、SNSに「雇用こよう統計とうけいは公正こうせいで正確せいかくなものでなければならず、政治せいじ的てきな目的もくてきで操作そうさされてはならないという点てんでトランプトランプ大統領だいとうりょうに心こころから賛同さんどうする。バイデン政権せいけん時代じだいからの局長きょくちょうを交代こうたいさせ、アメリカ国民こくみんが重要じゅうようかつ影響えいきょう力りょくのあるデータを信頼しんらいできるようにするという大統領だいとうりょうの決定けっていを支持しじする」と投稿とうこうしました。

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