Báo tiếng Nhật: ゴルフ全英女子オープン山下美夢有優勝海外メジャー初制覇

女子じょしゴルフの海外かいがいメジャー、今こんシーズン最終さいしゅう戦せんの全ぜん英えい女子じょしオープンは最終さいしゅうラウンドが行おこなわれ、24歳さいの山下やました美よし夢ゆめ有ゆう選手せんしゅが通算つうさん11アンダーで優勝ゆうしょうしました。山下やました選手せんしゅは海外かいがいメジャー大会たいかい初はつ制覇せいはです。

山下やました選手せんしゅは、3日にちに行おこなわれた最終さいしゅうラウンドを2位いと1打だ差さの単独たんどく首位しゅいからスタートし、4番ばん・パー4で最初さいしょのバーディーを奪うばいました。

さらに、8番ばん・パー3では、持もち味あじの精度せいどの高たかいティーショットでピンの近ちかくにつけて2つ目めのバーディーをとると、続つづく9番ばん・パー5で連続れんぞくバーディーを奪うばい、前半ぜんはんでスコアを3つ伸のばしました。

後半こうはんはライバルが追おい上あげるなかで我慢がまんのゴルフが続つづき、13番ばんのパー5では、ティーショットをバンカーに打うち込こみ、パーパットで長ながめの距離きょりを残のこしましたが、しっかりとねじ込こんでピンチを切きり抜ぬけました。

山下やました選手せんしゅは、終盤しゅうばんの17番ばんで初はじめてのボギーをたたいたもののバーディー3つ、ボギー1つと安定あんてい感かんのある内容ないようでスコアを2つ伸のばして通算つうさん11アンダーとし、2位いに2打だ差さをつけて優勝ゆうしょうしました。

今こんシーズンからアメリカツアーに本格ほんかく的てきに参戦さんせんした山下やました選手せんしゅはツアー初はつ勝利しょうりを海外かいがいメジャー大会たいかい制覇せいはで飾かざりました。

日本にっぽんの女子じょし選手せんしゅの海外かいがいメジャー大会たいかいでの優勝ゆうしょうは、ことし4月つきに行おこなわれた今こんシーズンの第だい1戦せんを西郷さいごう真央まお選手せんしゅが制せいして以来いらい、6人にん目めで、全ぜん英えい女子じょしオープンの日本にっぽん勢ぜいの優勝ゆうしょうは2019年ねんの渋野しぶの日向ひなた子こ選手せんしゅ以来いらいとなりました。

今回こんかいの全ぜん英えい女子じょしオープンで日本にっぽん勢ぜいは山下やました選手せんしゅをはじめ、トップ10に3人にんが入はいり、勝かみなみ選手せんしゅがスコアを3つ伸のばして通算つうさん9アンダーとし、アメリカツアーで自己じこ最高さいこうとなる2位い、22歳さいの竹田たけだ麗うらら央ひさし選手せんしゅが通算つうさん7アンダーで4位いでした。

「この1勝しょうは私わたしの中なかで思おもい出でに残のこる」

優勝ゆうしょうした山下やました美よし夢ゆめ有ゆう選手せんしゅはコース上じょうで行おこなわれたインタビューで「歴史れきしのある大会たいかいでとても嬉うれしい。

ここまで長ながかったが、特とくに家族かぞくには近ちかくで支ささえてもらったので優勝ゆうしょうできて嬉うれしい。全ぜん英えい女子じょしオープンは難むずかしいコースセッティングで風かぜも強つよいが、すばらしいコンディションを整ととのえてくれた人ひとたちにも感謝かんしゃしたい。会場かいじょうまで駆かけつけた方々かたがた、テレビで応援おうえんしてくれた方々かたがたに優勝ゆうしょうを届とどけられて嬉うれしいし、本当ほんとうにこの1勝しょうは私わたしの中なかで思おもい出でに残のこる。これから">これからも頑張がんばりたいし、応援おうえんしてほしい」と喜よろこびをかみしめるように話はなしていました。

「新しん世紀せいき世代せだい」を代表だいひょうする選手せんしゅ

山下やました美よし夢ゆめ有ゆう選手せんしゅは大阪おおさか府ふ出身しゅっしんの24歳さい。

笹生さそう優花ゆか選手せんしゅなどとともに「新しん世紀せいき世代せだい」と称しょうされる2001年度ねんど生うまれを代表だいひょうする選手せんしゅです。

身長しんちょう1メートル50センチと小柄こがらながらも、抜群ばつぐんの精度せいどを誇ほこるショットとパッティングの安定あんてい感かんの高たかさが持もち味あじです。

5歳さいでゴルフを始はじめ、2020年ねんにプロに転向てんこうすると、2021年ねんには国内こくないツアーで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

2022年ねんには国内こくないツアーでメジャー大会たいかい2勝しょうを含ふくむ5勝しょうを挙あげて史上しじょう最年少さいねんしょうでの年間ねんかん女王じょおうとなりました。

さらに2023年ねんも5勝しょうを挙あげて2年ねん連続れんぞくの年間ねんかん女王じょおうとなり、国内こくないツアーでこれまで通算つうさん13勝しょうと圧倒的あっとうてきな強つよさを見みせてきました。

昨さくシーズンは6月つきの海外かいがいメジャー大会たいかい、全米ぜんべい女子じょしプロ選手権せんしゅけんで自己じこ最高さいこうの2位いに入はいるなどして目標もくひょうとしてきたパリオリンピック出場しゅつじょうを果はたし、メダルまであと一いち歩ほの4位いに入はいる健闘けんとうを見みせました。

国内こくないツアーでは終盤しゅうばん戦せんに2勝しょうしたものの年間ねんかんのポイントランキングは2位いで、竹田たけだ麗うらら央ひさし選手せんしゅに年間ねんかん女王じょおうの座ざを譲ゆずりましたが、1ラウンド当あたりの平均へいきん打数だすう＝ストローク数すうは69。

1478で、自身じしんが持もつツアー記録きろくを更新こうしんしました。

そして、去年きょねん12月つきのアメリカツアーの最終さいしゅう予選よせん会かいで優勝ゆうしょうし、今こんシーズンの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくしました。

本格ほんかく的てきに参戦さんせんした1年ねん目めの目標もくひょうについて「海外かいがいメジャー大会たいかいで勝かちたい」と掲かかげ、これまで勝利しょうりこそなかったもののトップ10に6回かい入はいる安定あんてい感かんの高たかさを見みせていました。

これまでの日本にっぽん選手せんしゅの海外かいがいメジャー制覇せいは

女子じょしゴルフの日本にっぽん選手せんしゅで初はじめて海外かいがいメジャー大会たいかいを制せいしたのは、1977年ねんの全米ぜんべい女子じょしプロ選手権せんしゅけんで優勝ゆうしょうした樋口ひぐち久子ひさこさんでした。

その後ごは日本にっぽん選手せんしゅとして初はじめてアメリカツアーの賞金しょうきん女王じょおうになった岡本おかもと綾子あやこさん、アメリカツアーで通算つうさん9勝しょうした宮里みやざと藍あいさんが何なん度ども挑いどみましたが優勝ゆうしょうはなりませんでした。

樋口ひぐちさん以来いらい、42年ねんぶりに海外かいがいメジャーの壁かべを破やぶったのが、2019年ねんの全ぜん英えい女子じょしオープンを制せいした渋野しぶの日向ひなた子こ選手せんしゅでした。

プロテスト合格ごうかく後ご、わずか1年ねんの渋野しぶの選手せんしゅがトレードマークの笑顔えがおを絶たやさず、歴史れきし的てきな快挙かいきょを果はたした姿すがたは海外かいがいメディアから「スマイリング・シンデレラ」と呼よばれました。

2021年ねんの全米ぜんべい女子じょしオープンでは笹生さそう優花ゆか選手せんしゅと畑岡はたおか奈紗なさ選手せんしゅが激はげしく競せり合あった末すえ、笹生さそう選手せんしゅがプレーオフを制せいして19歳さいの史上しじょう最年少さいねんしょうで初はつ優勝ゆうしょうし、日本にっぽんの女子じょし選手せんしゅでは3人にん目めとなる海外かいがいメジャー制覇せいはを果はたしました。

そして、去年きょねん、6月つきの全米ぜんべい女子じょしオープンで笹生さそう選手せんしゅが3年ねんぶり2回かい目めの優勝ゆうしょうを果はたし、日本にっぽん選手せんしゅでは男女だんじょを通とおじて初はじめて海外かいがいメジャー2勝しょう目めをあげると、7月つきにはフランスで行おこなわれた大会たいかいで古こ江こう彩佳あやか選手せんしゅが優勝ゆうしょうしました。

今こんシーズンも、ことし4月つきの海外かいがいメジャー第だい1戦せんで西郷さいごう真央まお選手せんしゅが優勝ゆうしょうし、日本にっぽん女子じょしの海外かいがいメジャー大会たいかい制覇せいはは5人にん目めとなり、日本にっぽん勢ぜいが女子じょしの海外かいがいメジャーの5大会たいかいすべてを制せいしたことになりました。