アメリカ国務省の
高官は「
日韓関係の
緊張を
懸念している」と
述べ、
関係が
これ以上悪化しないようアメリカとしても
対応策を
検討していることを
明らかにしました。
アメリカのポンペイオ
国務長官は
来週、タイの
首都バンコクを
訪れ、
ASEAN=
東南アジア諸国連合の
一連の
会議に
出席する
予定で、
これを
前に
国務省の
高官が26
日、
電話で
会見しました。
高官は、日韓関係の悪化に関して「両国の緊張を懸念し、両国が双方のためになる建設的な対応をするよう促す方策を探っている」と述べ、日韓関係がこれ以上悪化しないようアメリカとしても対応策を検討していることを明らかにしました。
一方で、ASEANの一連の会議の場で日米韓などの枠組みでアメリカが仲介をするのかについては「アメリカと韓国、日本が同じ場所にいるときはいつでも会いたいという思いが生まれると思うが、今回は慌ただしい訪問で、まだ具体的に述べることはできない」として、ポンペイオ長官のバンコク訪問中の対応については明言を避けました。
アメリカは、北朝鮮や中国といった地域の課題に対応するため日米韓3か国の連携を重視していて、日韓関係の改善を望む姿勢を示していますが、仲介を行うかは明言していません。