日本新闻: セーリング470級女子吉田・吉岡ペアが東京五輪代表に内定

セーリング470級きゅう女子じょし吉田よしだ・吉岡よしおかペアが東京とうきょう五輪ごりん代表だいひょうに内定ないてい

Aug 9, 2019 13:08

Furigana

神奈川かながわ県けんで行おこなわれたセーリングの470級きゅうの世界せかい選手権せんしゅけんで、女子じょしでは日本にっぽんの吉田よしだ愛あい選手せんしゅと吉岡よしおか美帆みほ選手せんしゅのペアが銀メダルぎんめだるを獲得かくとくして、来年らいねんの東京とうきょうオリンピックの日本にっぽん代表だいひょうに内定ないていしました。セーリングの470級きゅうの世界せかい選手権せんしゅけんは、来年らいねんの東京とうきょうオリンピックで競技きょうぎ会場かいじょうとなる神奈川かながわ県けん藤沢ふじさわ市しの江の島えのしまヨットハーバーの沖合おきあいで、今月こんげつ５ご日にちにレースが始はじまりました。

大会たいかいでは合あわせて12レースが行おこなわれ、それぞれの順位じゅんいに応おうじて与あたえられる得点とくてんの合計ごうけいで最終さいしゅう成績せいせきが決きまり、低ひくいほうが上位じょういとなります。

最終さいしゅう日びの９きゅう日にちは、10位い以内いないのペアで争あらそう「メダルレース」が行おこなわれ、去年きょねん、日本にっぽんの女子じょしとしてこの大会たいかいで初はじめて金メダルきんめだるを獲得かくとくした吉田よしだ選手せんしゅと吉岡よしおか選手せんしゅのペアは、総合そうごうトップのイギリスのペアに１いちポイント差さに迫せまる総合そうごう２に位いで臨のぞみました。

２に人にんはイギリスのペアと競り合せりあいましたが、終盤しゅうばん突き放つきはなされて、７なな位いに入はいったイギリスに次つぐ８はち位いとなりました。

この結果けっか、吉田よしだ選手せんしゅと吉岡よしおか選手せんしゅのペアは、合計ごうけい得点とくてんが「65」となって総合そうごう２に位いとなり、２に大会たいかい連続れんぞくの表彰台ひょうしょうだいとなる銀メダルぎんめだるを獲得かくとくして、来年らいねんの東京とうきょうオリンピックの日本にっぽん代表だいひょうに内定ないていしました。

金メダルきんめだるは、合計ごうけい得点とくてんが「62」だった、リオデジャネイロオリンピックを制せいしたイギリスのハナ・ミルズ選手せんしゅが入はいるペアでした。

一方いっぽう、男子だんしは、岡田おかだ奎樹じゅ選手せんしゅと外そと薗その潤じゅん平ひら選手せんしゅのペアが総合そうごう６ろく位いで、日本にっぽん勢ぜいで唯一ゆいいつ「メダルレース」に進すすみましたが、フライングで失格しっかくとなり、総合そうごう９きゅう位いでした。

６ろく年ねん前まえにペア結成けっせい江の島えのしま拠点きょてんにトレーニング

吉田よしだ愛あい選手せんしゅと吉岡よしおか美帆みほ選手せんしゅは、2013年ねんにペアを結成けっせいし、今こん大会たいかいの会場かいじょうで来年らいねんの東京とうきょうオリンピックでも競技きょうぎが行おこなわれる神奈川かながわ県けんの江の島えのしまを拠点きょてんにトレーニングをしています。

神奈川かながわ県けん出身しゅっしんの38歳さいで経験けいけん豊ゆたかな吉田よしだ選手せんしゅがかじ取かじとり役やくを務つとめ、広島ひろしま県けん出身しゅっしんで28歳さいと10歳さい年下とししたの吉岡よしおか選手せんしゅを引っ張ひっぱります。

２に人にんは、2016年ねんのリオデジャネイロオリンピックでは５ご位いに入賞にゅうしょう。去年きょねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは、オリンピックと世界せかい選手権せんしゅけんを通をつうじて日本にっぽんの女子じょしでは初はじめてとなる金メダルきんめだるに輝かがやきました。

世界せかいランキング６ろく位いで日本にっぽんのエースペアは、地の利ちのりを生いかして、東京とうきょうオリンピックでは男女だんじょを通をつうじて初はじめての金メダルきんめだる獲得かくとくが期待きたいされています。

470級きゅう日本にっぽんは過去かこの五輪ごりんでメダル

セーリングの470級きゅうは、全長ぜんちょう４よんメートル70センチの２に人にん乗のりのヨットで、海面かいめんに設もうけられた「マーク」と呼よばれるブイを、決きめられた回数かいすうや順序じゅんじょで回まわりながらスピードを競きそいます。

このうち470級きゅうは、乗員じょういんの適正てきせい体重たいじゅうは２に人にん合あわせて130キロ前後ぜんごで、体格たいかくやパワーを生いかす外国がいこく選手せんしゅに比くらべて小柄こがらな日本にっぽん選手せんしゅが活躍かつやくしやすいクラスとされてきました。

日本にっぽんがこれまでオリンピックのセーリングで獲得かくとくした２ふたつのメダルは、いずれも470級きゅうで、1996年ねんアトランタ大会たいかいで女子じょしの木下きのしたアリーシア選手せんしゅと重じゅう由美子ゆみこ選手せんしゅのペアが銀メダルぎんめだる、2004年ねんアテネ大会たいかいで男子だんしの関せき一いち人にん選手せんしゅと轟とどろき賢二郎けんじろう選手せんしゅのペアが銅メダルどうめだるを獲得かくとくしています。