日本新闻: 国立競技場でコロナ予防対策の有効性調査へサッカーJ杯決勝

国立こくりつ競技きょうぎ場じょうでコロナ予防よぼう対策たいさくの有効ゆうこう性せい調査ちょうさへサッカーJ杯はい決勝けっしょう

Nov 2, 2020 21:11

Furigana

サッカーJリーグは、今月こんげつ7日にちに国立こくりつ競技きょうぎ場じょうで行おこなわれるJリーグカップの決勝けっしょうで、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん予防よぼうのための、さまざまな調査ちょうさを行おこなうことになりました。ことしのJリーグカップの決勝けっしょうは、柏レイソルかしわれいそるとFC東京とうきょうの対戦たいせんとなり、会場かいじょうの国立こくりつ競技きょうぎ場じょうには収容しゅうようできる人数にんずうの50％に当にあたるおよそ2万まん4000人にんが来場らいじょうする見込みこみです。

試合しあいを主催しゅさいするJリーグは、民間みんかん企業きぎょうや産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょの協力きょうりょくを得えて、スタジアムにおける新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん予防よぼうのための対策たいさくを複数ふくすう試ためし、その有効ゆうこう性せいを調しらべることになりました。

具体ぐたい的てきには、入にゅう退場たいじょうのためのゲート5か所かしょに定点ていてんカメラを設置せっちし、インターネットの動画どうがサイトでライブ配信はいしんしたり、スタジアムの大型おおがたビジョンに写うつしたりすることで、観客かんきゃくが混雑こんざつを避さけて入にゅう退場たいじょうできるかを調査ちょうさします。

また、カメラやレーダーを活用かつようして、観客かんきゃくどうしの距離きょり、マスクの着用ちゃくよう、応援おうえんのしかたなどを分析ぶんせきするほか、スタンドや売店ばいてん、トイレなど、およそ30か所かしょに二に酸化さんか炭素たんその濃度のうどの計測けいそく器きを設置せっちして人ひとの移動いどうに伴ともなう空気くうきのよどみ具合ぐあいも確認かくにんします。

そして、携帯けいたい電話でんわの位置いち情報じょうほうサービスを利用りようした分析ぶんせきを進すすめ、試合しあい終了しゅうりょう後ごのスタジアム周辺しゅうへんの混雑こんざつ状況じょうきょうや人ひとの移動いどうの流ながれについても把握はあくすることにしています。

国立こくりつ競技きょうぎ場じょうは、来年らいねんの東京とうきょうオリンピック・パラリンピックの開閉かいへい会式えしきや陸上りくじょうの会場かいじょうにもなっていて、Jリーグの村井むらい満みつるチェアマンは、「Jリーグカップの決勝けっしょうは日本にっぽんのスポーツ界かいの今後こんごを占うらなう意味いみでも重要じゅうような位置いちづけになる。総力そうりょくを結集けっしゅうして準備じゅんびしたい」と話はなしていました。