日本新聞: 第一生命 89歳の元女性社員顧客から19億詐取で弁護団結成

第だい一いち生命せいめい 89歳さいの元もと女性じょせい社員しゃいん顧客こきゃくから19億おく詐取さしゅで弁護べんご団だん結成けっせい

Nov 17, 2020 18:11

Furigana

生命せいめい保険ほけん大手おおて「第だい一いち生命せいめい」の89歳さいの元もと女性じょせい社員しゃいんが、顧客こきゃくから19億おく円えん余あまりをだまし取だましとったとされる問題もんだいで、17日にちに被害ひがい者しゃを支援しえんする弁護べんご団だんが結成けっせいされ、被害ひがい者しゃへの全額ぜんがくの弁償べんしょうを会社かいしゃ側がわに求もとめる方針ほうしんを明あきらかにしました。

「第だい一いち生命せいめい」の山口やまぐち県けん周しゅう南市みなみいちの拠点きょてんに在籍ざいせきしていた89歳さいの元もと女性じょせい社員しゃいんは、架空かくうの取り引とりひきを顧客こきゃくに持もちかけ、金きんをだまし取だましとったとされ、被害ひがいにあった顧客こきゃくは少すくなくとも24人にん、被害ひがい額がくは合あわせて19億おく5100万まん円えんに上のぼっています。

この問題もんだいで、被害ひがい者しゃを支援しえんする弁護べんご団だんが17日にちに結成けっせいされ、都内とないで開ひらかれた記者きしゃ会見かいけんには、元もと社員しゃいんに預あづけた5000万まん円えんの返還へんかんを求もとめて裁判さいばんを起おこしている40代だいの女性じょせいも同席どうせきしました。

女性じょせいは「元もと社員しゃいんは、自分じぶんがトップセールスで特別とくべつな肩書かたがきがあることを強調きょうちょうしており、第だい一いち生命せいめいのような大だい企業きぎょうが称号しょうごうを与あたえるような人ひとなので、信頼しんらいできると思おもった。なぜ、このような罪つみを犯おかしたのか、動機どうきや資金しきんの使途しとなど、真実しんじつを明あきらかにしてほしい」と訴うったえました。

そして、弁護べんご団だんの山口やまぐち広ひろ弁護士べんごしは「3年ねん前まえに不審ふしんな点てんがあると指摘してきがあったにもかかわらず、対策たいさくを取とらなかった」などとして、第だい一いち生命せいめいに対にたいし、被害ひがい者しゃへの全額ぜんがくの弁償べんしょうを求もとめる方針ほうしんを明あきらかにしました。