熊本地震で
大きな被害を
受け、
再建を
目指して
復旧工事が
進められている
熊本県阿蘇市の
阿蘇神社で、ことし
1年でたまった
汚れを
払い
落とす「すす
払い」が
行われました。
阿蘇市一の宮町宮地にある阿蘇神社は、3年8か月前の熊本地震で被災し、現在、倒壊した、国の重要文化財に指定されている楼門の再建を目指し、本格的な工事が進められています。
阿蘇神社では26日、新年を前に、神職ら5人が拝殿や斎館(さいかん)にたまった、ことし1年の汚れを払い落とす「すす払い」を行いました。
神職たちは、長さおよそ7メートルの竹の棒を使って、先端のささの葉で、ことし4月から断続的に続く阿蘇山の噴火でついた火山灰などを丁寧に払い落としていました。
阿蘇神社では、正月三が日におよそ10万人が初詣に訪れると見込んでいて、正月には神殿の前に仮設の参拝所を設けることにしています。
阿蘇神社の神職の内村泰彰さんは「ことしも復興の1年となり、一歩一歩、前に進んできました。新年は参拝に来る人たちをすがすがしい気持ちでお迎えしたいです。平安な1年になってほしいです」と話していました。