アメリカ軍によってイラクで
殺害されたイランの
精鋭部隊の
司令官のひつぎが
本国イランに
到着しました。
日本時間の5
日午後には
葬儀が
行われる
予定で、
追悼のために
大勢の
市民が
参列する
見込みです。
アメリカ軍は
3日までに、
トランプ大統領の
指示にもとづいてイラクの
首都バグダッドでイランの
精鋭部隊、
革命防衛隊のソレイマニ
司令官を
殺害しました。
ソレイマニ氏の葬儀は4日、バグダッドなどイラク各地で行われ、その後、遺体は本国イランに移されました。イランの主要メディアによりますと、ソレイマニ氏のひつぎは、イラン南西部の都市、アフワズの空港に到着し、数百人の市民や軍、それに政府関係者が出迎えたということです。
日本時間の5日午後には市内で葬儀が行われる予定で、追悼のために大勢の市民が参列する見込みです。
ソレイマニ氏の殺害後、イランでは全土で喪に服していて、今後、首都テヘランなど各地で葬儀や追悼の式典が行われることになっています。
ソレイマニ氏は、イランの中東政策における軍事・外交上の最重要人物で、国民からは英雄と呼ばれるほど人気があったことから、各地で死を悼む動きが広がっているほか、アメリカへの非難も強まっています。
イランは、アメリカへの報復措置に踏み切る構えを見せていて、アメリカとイランの衝突への懸念が強まっています。