日本新聞: 東日本で激しい雨土砂災害警戒情報発表の地域も引き続き警戒

東日本ひがしにっぽんで激はげしい雨あめ土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう発表はっぴょうの地域ちいきも引き続ひきつづき警戒けいかい

Jun 28, 2024 21:06

Furigana

梅雨つゆ前線ぜんせんと低てい気圧きあつの影響えいきょうで東日本ひがしにっぽんで激はげしい雨あめが降ふっています。これまでに降ふった雨あめで地盤じばんが緩ゆるんでいるところがあり、気象庁きしょうちょうは、土砂どしゃ災害さいがいに引き続ひきつづき警戒けいかいするよう呼よびかけています。

気象庁きしょうちょうによりますと、九州きゅうしゅうから関東かんとうにのびる梅雨つゆ前線ぜんせんと前線ぜんせん上じょうの低てい気圧きあつに向むかって暖あたたかく湿しめった空気くうきが流れ込ながれこんでいるため、西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんを中心ちゅうしんに大気たいきの状態じょうたいが非常ひじょうに不安定ふあんていになっています。

昼前ひるまえには静岡しずおか県けん中部ちゅうぶと西部せいぶで線せん状じょう降水こうすい帯たいが発生はっせいし、非常ひじょうに激はげしい雨あめが同おなじ場所ばしょに降り続ふりつづいているとして「顕著けんちょな大雨おおあめに関にかんする情報じょうほう」が発表はっぴょうされました。

その後そのごも関東かんとう甲信こうしんなどで局地きょくち的てきに雨あめが強つよまっていて、午後ごご8時じまでの1時間じかんには国土こくど交通こうつう省しょうが神奈川かながわ県けん山北さんぽく町まちに設置せっちした雨量うりょう計けいで31ミリの激はげしい雨あめを観測かんそくしました。

鹿児島かごしま県けんの指宿いぶすき市しや錦江きんこう町まちなどでは今月こんげつ20日にちの降ふり始はじめからの雨量うりょうが700ミリを超こえ、平年へいねんの6月つき1か月かげつ分ぶんを上回うわまわる大雨おおあめとなっています。

これまでの雨あめで鹿児島かごしま県けんと長野ながの県けんでは土砂どしゃ災害さいがいの危険きけん性せいが非常ひじょうに高たかまり「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」が発表はっぴょうされている地域ちいきがあります。

このあとも西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんでは29日にちにかけて雷かみなりを伴ともなって激はげしい雨あめが降ふり、局地きょくち的てきに非常ひじょうに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

29日にち夕方ゆうがたまでの24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうは、いずれも多おおいところで九州きゅうしゅう南部なんぶ、近畿きんき、東海とうかい、関東かんとう甲信こうしんで100ミリと予想よそうされています。

気象庁きしょうちょうは土砂どしゃ災害さいがいや低ひくい土地とちの浸水しんすい、川かわの増水ぞうすいに引き続ひきつづき警戒けいかいするとともに、落雷らくらいや竜巻たつまきなどの激はげしい突風とっぷう、ひょうに注意ちゅういするよう呼よびかけています。

週末しゅうまつ以降いこうも前線ぜんせんの影響えいきょうで、月曜日げつようび・7月つき1日にちにかけては西日本にしにほんから北きた日本にっぽんの日本海にほんかい側がわを中心ちゅうしんに大雨おおあめとなるおそれがあり、その後そのごも西日本にしにほんの日本海にほんかい側がわや東日本ひがしにっぽん、北きた日本にっぽんでは曇くもりや雨あめが予想よそうされています。