日本新闻: “就職氷河期世代” 宝塚市採用内定者が会見「苦労を生かす」

“就職しゅうしょく氷河期ひょうがき世代せだい” 宝塚たからづか市し採用さいよう内定ないてい者しゃが会見かいけん「苦労くろうを生いかす」

Nov 25, 2019 18:11 2

Furigana

いわゆる「就職しゅうしょく氷河期ひょうがき世代せだい」を対象たいしょうに兵庫ひょうご県けん宝塚たからづか市しが行おこなった正規せいき職員しょくいんの採用さいよう試験しけんに400倍ばいの倍率ばいりつを突破とっぱして合格ごうかくした内定ないてい者しゃが記者きしゃ会見かいけんし、苦労くろうを生いかし市民しみんに寄り添よりそった仕事しごとをしたいと意気込いきごみを語かたりました。兵庫ひょうご県けん宝塚たからづか市しでは、就職しゅうしょくが特とくに厳きびしかった30代だい半なかばから40代だい半なかばのいわゆる「就職しゅうしょく氷河期ひょうがき世代せだい」を対象たいしょうに正規せいき職員しょくいんの募集ぼしゅうを行おこない、1600人にん余あまりの受験じゅけん者しゃの中なかから400倍ばいを超こえる倍率ばいりつを突破とっぱした４よん人にんの採用さいようを内定ないていしました。

25日にちはこのうちの３さん人にんが記者きしゃ会見かいけんし、大学だいがく時代じだい、およそ50社しゃに応募おうぼしたものの就職しゅうしょくできず、７ななつの職場しょくばでほとんどの期間きかん、非ひ正規せいきで働はたらいてきたという神戸こうべ市しの44歳さいの男性だんせいは「これからの自分じぶんの仕事しごとが認みとめられることが氷河期ひょうがき世代せだいの代表だいひょうとしての責任せきにんだと思おもう」と意気込いきごみを語かたりました。

また、アルバイトや契約けいやく社員しゃいんとして働はたらきシングルマザーとして２に人にんの子こどもを育そだてているという宝塚たからづか市しの45歳さいの女性じょせいは「しんどい立場たちばではあるが、ちょっと勇気ゆうきを出だして１いち歩ほを踏み出ふみだしてほしいと同どう世代せだいに伝つたえたい。私わたしもしんどい思おもいをしてきたので、市民しみんに寄り添よりそいながらまちづくりができると思おもう」と話はなしました。