立憲民主党の
枝野代表は、
国民民主、
社民両党の
党首らに、
野党勢力を
結集し、
政権交代可能な
政党を
作りたいとして、
合流を
呼びかけました。
国民民主党は
週明けに
両院議員総会を
開いて
協議する
など、
今後、
具体的な
調整が
進められる
見通しです。
立憲民主党の
枝野代表は、
6日、
会派を
共にしている
国民民主党の
玉木代表、
社民党の
又市党首、
それに、
無所属の
野田・
前総理大臣らと
会談しました。
枝野氏は、「より強力に安倍政権に対じし、政権を奪取するために、立憲民主党とともに行動し戦ってもらいたい」と述べ、野党勢力を結集し、政権交代可能な政党を作るため合流を呼びかけました。
これに対して、玉木氏は、合流後の党名などは、対等な立場で協議したいという考えを伝え、9日開く党の両院議員総会で意見を聞くことにしています。
又市氏は、全国の地方組織の声を聞くなど、丁寧に意見集約を進める方針です。
また、野田氏は、基本的に賛同する意向で、今後、3党などの間で調整が進められる見通しです。
合流が実現すれば、自民党の半数近い規模となり、存在感が高まることが予想される一方、立憲民主、国民民主両党の政策に隔たりがあるほか、国民民主党の参議院側に慎重論も残るなど課題もあります。
一方、国会では、共産党も含めた野党4党が、「桜を見る会」をめぐって追及を続けるため、会期末の9日、40日間の会期延長を求めるとともに、安倍内閣に対する不信任決議案を提出するかどうか、慎重に検討することにしています。
これに対し、与党側は、政府が提出した法案の大半が成立したことから、会期の延長には応じず、国民投票法の改正案など成立に至らなかった法案を継続審議にする手続きなどを行って閉会する考えで、与野党の対立は会期末まで続きます。