地震で
落ち込んだ
観光客を
呼び戻そうと、
JR北海道は
観光を
PRする
臨時列車「
元気です
北海道号」を
運行させ、
札幌市内の
始発駅の
ホームは
乗客や
鉄道ファンでにぎわいました。「
元気です
北海道号」は、
以前、リゾート
列車として
運行していた
車両を
使い、
日帰りで
札幌市内とリゾート
地のニセコ
町を
結びます。
乗客はJR北海道が企画したツアーに参加する家族連れなどおよそ190人です。午前7時半すぎ、苗穂駅のホームで出発式が開かれ車体に「元気です北海道号」と書かれた列車が姿を見せると、乗客は間近で眺めたり写真を撮ったりしながら乗り込んでいました。
そして、駅長の号令とともに見送りの人たちや鉄道ファンに見守られながら出発しました。乗客たちは途中、停車駅で特産品を購入できるほか、ニセコ駅に到着したあとはバスで道の駅や牧場などの観光地を巡ります。
妻と一緒に乗車した82歳の男性は「天気がよくて安心しました。北海道に観光客が戻ってくるよう少しでもお手伝いになれば」と話していました。