闘争心あふれる戦いぶりから「
野獣」の
異名を
持ち、オリンピックではロンドン
大会の
金メダルなど2大会連続でメダルを
獲得した
松本薫選手が、
現役を
引退する
意向を
固めたことが
分かりました。
松本選手は
石川県出身の31
歳。
豊富なスタミナを生かして攻め続ける闘争心あふれる戦いぶりから「野獣」のニックネームで呼ばれました。
オリンピックでは、2012年のロンドン大会の女子57キロ級で、この大会、日本柔道で唯一の金メダルを獲得し、続くリオデジャネイロ大会では銅メダルを獲得しました。
その後、結婚し、おととしには第1子となる女の子を出産して育児などのため競技の第一線から遠ざかっていましたが、東京オリンピックを目指して去年、実戦に復帰しました。
しかし去年11月に、ことしの世界選手権の1次選考となる国内の大会で初戦で敗れ、オリンピックの出場は極めて厳しい状況となっていました。
試合後に松本選手は今後の去就について明言しませんでしたが、関係者によりますとその後、所属先などと相談し、現役を引退する意向を固めたということです。
松本選手は全日本柔道連盟に手続きを取ったうえで、近く、記者会見を開いて正式に引退を表明する予定です。