安倍総理大臣は、
参議院予算委員会で、
今月27
日と28
日に
米朝首脳会談が
開催されると
発表されたことを
受けて、
アメリカ側と
緊密に
方針をすり
合わせるため、
事前に
トランプ大統領と
電話会談を
行いたいという
考えを
示しました。
この中で、
安倍総理大臣は、
アメリカの
トランプ大統領の
一般教書演説について、「
経済面での
これまでの
実績を
強調しつつ、
外交面では
第2回米朝首脳会談を
今月27
日および28
日にベトナムで
開催することが
発表された。
演説の
全体を
見ることができたわけではないが、
国民の
団結を
呼びかけ、
愛国心に
満ちあふれた
力強い演説だった」と
述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「第2回米朝首脳会談に向けても、日米で緊密にすり合わせをしていきたい。首脳会談を行うことは日程的に困難かもしれないが、電話会談を行い、核・ミサイル、そしてわが国にとって最も重要な拉致問題について、緊密に方針をすり合わせていきたい」と述べました。
また、河野外務大臣は、「米朝首脳会談の前に、アメリカ側からも外相会談という話があるので、場所はどこになるかわからないが、できればしっかりと、事前にすり合わせをしたい」と述べました。
自民 岸田政調会長「非核化なしに制裁緩和ない」
自民党の岸田政務調査会長は、群馬県川場村で、記者団に対し、「朝鮮半島の安定のための重要な取り組みであり、話し合いが行われること自体は歓迎したい。しかし、去年6月の1回目の米朝首脳会談から振り返ると、朝鮮半島の非核化という観点では、現実は動いているとは思えない。非核化が進まない中、制裁が緩和されることがあってはならず、日本としてアメリカや韓国にくぎを刺すことが大事だ」と述べました。