携帯電話を使うためには電波を受けるアンテナが必要です。しかし、大きな災害があると、アンテナが壊れたりして直るまで時間がかかります。災害のときでも、できるだけ早く連絡できるようにするために、アンテナを付けた気球を上げる実験がありました。
携帯電話会社の「ソフトバンク」は6日、3年前に大きな地震があった宮城県南三陸町で実験をしました。アンテナを付けた大きな気球を海岸と船の上から1つずつ高さ100mまで上げました。そして、気球のアンテナで携帯電話を使うことができる場所はどこまでかなど調べました。
ソフトバンクによると、気球の周り5km以内で200人〜300人が携帯電話を使うことができるようになります。ソフトバンクは「災害のとき、気球が見える場所に行ったら連絡できると思うと安心できると思います」と話していました。