日本新聞: ロシアによるウクライナ西部攻撃を受けたポーランドの緊急防空対応とNATOの警戒強化

ロシアがウクライナ各地かくちに対たいしてミサイルおよび無人機むじんき（ドローン）を組くみ合あわせた大規模だいきぼな攻撃こうげきを展開てんかいする中なか、ポーランドは19日じゅうくにち午前ごぜん、自国じこく領空りょうくうの安全あんぜん確保かくほを目的もくてきとして戦闘機せんとうきを緊急発進きんきゅうはっしんさせ、加くわえて東部とうぶの空港くうこう2カ所かしょを一時的いちじてきに閉鎖へいさする措置そちを講こうじた。今回こんかいのロシアによる攻撃こうげきは、ポーランド国境こっきょうに近ちかいウクライナ西部せいぶにほぼ集中しゅうちゅうしていたものの、東部とうぶのハルキウにおいてもドローン攻撃こうげきによって集合住宅しゅうごうじゅうたくが損壊そんかいし、数十人すうじゅうにんが負傷ふしょうするなど、その被害ひがいは広範囲こうはんいに及およんだ。さらに、エネルギーインフラへの攻撃こうげきの結果けっか、ウクライナの多おおくの地域ちいきでは19日じゅうくにち、停電ていでんが発生はっせいした。

ウクライナ西部せいぶにまで脅威きょういが及およんだことを受うけ、ポーランドおよび同盟国どうめいこくの戦闘機せんとうきは自国じこく領空りょうくうの防衛ぼうえいを目的もくてきとして発進はっしんした。ポーランド軍作戦司令部ぐんさくせんしれいぶによれば、「緊急対応きんきゅうたいおうに当あたる戦闘機せんとうきおよび早期警戒機そうきけいかいきをスクランブル発進はっしんさせるとともに、地上配備型防空システムちじょうはいびがたぼうくうシステムおよびレーダー監視システムかんしシステムを最高度さいこうどの即応態勢そくおうたいせいに引ひき上あげた」と発表はっぴょうしている。また、ポーランド航空管制局こうくうかんせいきょく（PANSA）は、軍ぐんの航空作戦こうくうさくせんの自由じゆうを確保かくほする必要性ひつようせいから、東部とうぶの2空港くうこうを一時いちじ閉鎖へいさしたことを公式こうしきSNSで明あきらかにし、その後ご空港くうこうは再開さいかいされたと付つけ加くわえた。

北大西洋条約機構きたたいせいようじょうやくきこう（NATO）による今回こんかいの対応たいおうは、ここ1週間しゅうかんで緊張きんちょうが一層いっそう高たかまる中なかで実施じっしされたものであり、主要しゅような鉄道線路てつどうせんろの破壊はかいを受うけて、ポーランド政府せいふは「ロシアの機関きかんと協力きょうりょくする」ウクライナ人じん2人にんに関かんする調査ちょうさを進すすめている。今回こんかいの一連いちれんの事態じたいは、地域ちいきの安全保障環境あんぜんほしょうかんきょうに深刻しんこくな影響えいきょうを及およぼしつつあることを示しめしている。

ロシアによるウクライナ西部せいぶ攻撃こうげきを受うけたポーランドの緊急きんきゅう防空ぼうくう対応たいおうとNATOの警戒けいかい強化きょうか

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