アメリカとウクライナをめぐっては、先月28日にホワイトハウスで行われたトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談で、激しい口論に発展し、鉱物資源の権益をめぐる合意文書への署名が見送られたほか、トランプ政権は、ウクライナへの軍事支援を一時停止しています。
そうした中、ウィトコフ中東担当特使は6日、記者団に対し、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる停戦交渉に向けてウクライナ側とサウジアラビアで会談を行うことを調整していると明らかにしました。
ウィトコフ特使は「ゼレンスキー大統領が書簡を送り、それをトランプ大統領は前向きな第一歩ととらえた。和平の枠組みと停戦をとりまとめたい」と述べました。
アメリカのメディアは、会談は首都リヤドで来週前半にも行われ、アメリカ側からはルビオ国務長官とホワイトハウスで安全保障政策を担当するウォルツ大統領補佐官などが出席し、ウクライナ側からはウクライナ大統領府のイエルマク長官が出席すると伝えています。
ゼレンスキー大統領 サウジアラビア皇太子と会談か
ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、SNSに「来週月曜日、私はサウジアラビアを訪問し、皇太子と会談する予定だ」と投稿し、今月10日にサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談するとみられます。
そのうえで「私のチームは、サウジアラビアに滞在し、アメリカのパートナーたちと仕事をする」と投稿しました。