愛知県豊田市に
ある取水施設で
起きている
大規模な
漏水について、
施設を
管理する
東海農政局は
農業用水の
供給再開に
向けた
準備を
行い、
近く、
試験的な
措置として
供給を
始めたいという
考えを
示しました。
豊田市の矢作川にある取水施設で起きた大規模な漏水について、施設を管理する東海農政局はポンプで直接川から水をくみ上げ、工業用水は使用量を制限して供給を再開しましたが、農業用水は引き続き、供給できない状態が続いています。
これに関して東海農政局の小林勝利局長は22日午前、会見を行い、「農業用水の供給再開に向けて、準備がきのうから始まった。現在109台のポンプを設置している。各方面にポンプの確保のため協力をお願いしていて、今後さらに設置していきたい」と話しました。
そのうえで「近日中に農家に水が入る段階まできた。ただ、これは5月中に本格的に供給するための試験的な措置だ」と述べて、試験的な供給であることを強調しました。
田植えなどの時期を迎え、農業関係者からは農業用水の早期の再開を求める声が上がっていて、農業用水を管理する明治用水土地改良区も午後から、近くを流れる猿渡川に5台のポンプを設置して水をくみ上げて、農業用水に取水することにしています。